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ヒナギク

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ヒナギク
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ヒナギク(雛菊、学名Bellis perennis)は、キク科多年草(日本では一年草扱い。)。別名はデージーデイジーチョウメイギク(長命菊)、エンメイギク(延命菊)。園芸植物として栽培される。イタリアの国花。

概要 ヒナギク, 分類(APG IV) ...
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分布

原産地はヨーロッパで、原種は芝生の雑草扱いされている[1]。北アメリカ・アジア・アオセアニアに外来種として広く帰化している[1]

日本には明治時代初期に渡来し、北海道や本州、四国の一部[2]などの冷涼な地域を中心に定着している[1]

特徴

多年草であり、学名の種小名 perennis も「多年生の」という意味であるが、日本ではが暑くて越夏できないことが多い。このため、通常は蒔きの一年草として扱う。寒冷地で越夏できるようであれば、株分けで繁殖させることができる。開花期はで、舌状花が平弁咲きのものと管弁咲きの種類がある。

草丈は10 - 20cmくらい。葉は根生葉(ロゼット)で、長さ5cmくらいのへら形で鋸歯があり、薄く毛が生えている[1]。花は、市販品は11月頃から店頭に出回るが、露地で栽培した場合は3月から5月に咲き、花径は2cmくらいの小輪多花性種から、10cm近い大輪種まである。半八重または八重咲きで、舌状花は平弁のものと管弁のものがある。花の色は赤・白・ピンクと絞りがあり、黄色い管状花とのコントラストが美しい。

栽培

8月に種蒔きをすると年内に開花するが、発芽には涼温が必要なため、9月に蒔くのが一般的。種はとても細かいので、浅鉢に蒔き、覆土はかなり薄めにして、受け皿から吸水させる[3]

名前にデージーの付く植物

名前にデージーの付く植物が以下のようにいくつかあり、ヒナギクと紛らわしいので注意を要する。また、ヒナギクのことをコモンデージーということも稀にある。

脚注

外部リンク

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