ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている

『ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている』（Billie Eilish: The World's a Little Blurry）は、シンガーソングライターのビリー・アイリッシュを扱ったR・J・カトラー監督による2021年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画である^[1][2]。アイリッシュのデビュー・スタジオアルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』の制作の舞台裏が映し出されており^[3]、題はアルバムのトラック「イロミロ（英語版）」の歌詞からの引用である^[4]。2021年2月26日にApple TV+で配信が開始され、またネオン配給により一部劇場でも上映された^[5][6]。

ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている
Billie Eilish: The World's a Little Blurry
監督	R・J・カトラー
脚本	R・J・カトラー
製作	R・J・カトラー ミシェル・アン チェルシー・ドッドソン アンソニー・サイラー トレヴァー・スミス
製作総指揮	スティーヴ・バーマン ブランドン・グッドマン ジョン・ヤニック エイリーン・ケシシアン（英語版） トッド・ルービン ジャスティン・ルブリナー ザック・モーゲンロス ジェイ・ピーターソン マーガレット・ライリー ダニー・ルカシン
出演者	ビリー・アイリッシュ フィニアス・オコネル マギー・ベアード（英語版） パトリック・オコネル
撮影	ジェンナ・ロッシャー
編集	リンゼイ・ウッツ（英語版） グレッグ・フィントン
製作会社	インタースコープ・フィルムズ ザ・ダークルーム ボート・ロッカー・メディア（英語版） マタドール・コンテント（英語版） ディス・マシン・フィルムワークス ライトハウス・メディア&マネジメント
配給	Apple TV+ (配信) ネオン (劇場) シンカ (劇場)
公開	2021年2月26日 (配信) 2021年2月26日 (劇場) 2021年6月25日 (劇場)
上映時間	140分
製作国	アメリカ合衆国
言語	英語
製作費	$1-2 million

製作

映画のための収録は2018年に始まり、2020年初頭に完了した^[7]。2019年12月の『ハリウッド・リポーター』の記事によるとこの映画は100万ドルから200万ドルの予算で製作された^[7]。またApple TV+に購入される以前の映画の値段は2500万ドルであったと主張されたが、これは後にアイリッシュのチームによって否定された^[8][7]。

公開

『ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている』は2020年9月28日にアイリッシュのソーシャル・メディア・プロファイルを通じて公式に告知にされたが^[9]、2019年後半の段階で既に注目を集め始めており^[10]、また2020年初頭に彼女が一部のプレスインタビューで企画について話したことで更に関心を呼んだ^[11][12]。

2021年にネオン配給によりアメリカ合衆国の一部劇場とIMAXで公開され、同時にApple TV+で配信開始された^[5][6]。日本でも2021年6月25日にシンカ配給により劇場公開された^[13]。

批評家の反応

Rotten Tomatoesでは82件の批評で支持率は98%、支持率は7.3/10となり、「『ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている』は若いスターが成長する舞台裏を啓発的に、そして時には不快に感じながら見ることが出来る」とまとめられた^[14]。Metacriticでは23件の批評を基づいて加重平均値は70/100と示された^[15]。プライムタイム・エミー賞にはノンフィクション・リアリティ番組音響賞、音響編集賞、編集賞、音楽監督賞の4部門にノミネートされた^[16]。