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ビリー&マンディ

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ビリー&マンディ』(原題:The Grim Adventures of Billy and Mandy)はカートゥーン ネットワークで放映されたアメリカアニメーション作品。日本では2003年8月2日より放映。

概要 ビリー&マンディ, アニメ ...

なお、この項目では放送枠内でカップリング放送されていた邪悪なコンカルネ(ヘクター・コンカルネ編)(原題:Evil Con Carne)についても記述する。

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概要

一般的に知られるカートゥーン作品はブラック・ユーモアの要素が多少含まれているが、本作はその要素が特に強い作りとされる。番組の冒頭でマンディの一言が流れるが、どれも妙に不可解で謎めいている。

第1シーズンのみ『邪悪なコンカルネ』を内包して放送されており[1][注 3]、基本的に第1シーズンは互いの主要人物達がクロスオーバーする事はない(ただし、ビリー&マンディの「恐怖の肉ダンゴ」は除く)。第2シーズン以降は完全にビリー&マンディの話のみとなり、また構成も第3シーズンから1話2本(まれに1話1本構成)構成に変更、互いの主要人物のクロスオーバーも行うようになった。米カートゥーン ネットワークでは放送形態が変わり、ビリー&マンディとヘクター・コンカルネがそれぞれ別の作品として放送されているが、日本では今まで通り旧放送形態を取っており、ビリー&マンディとヘクター・コンカルネが一緒のまま1番組として放送されている。

米カートゥーン ネットワークで2000年に行われた視聴者リクエスト「第1回ビッグピックコンテスト」の“最もシリーズ化して欲しい作品No.1”に選ばれた作品でもある[1][2][注 4]。2004年度のアニー賞において第30話「みんな、ヤラれる!」が最優秀ディレクター・テレビアニメ部門を受賞した。

また、2006年の6月に日本で新エピソードが放送されたが、第3シーズンの中盤からはじまっており、中盤までの未放送エピソードにスカール将軍が引っ越してくるエピソードやジュニアが学校へ入学するエピソードが含まれていない。その影響で、日本での第38話にあたる「9つの願い」ではスカール将軍とジュニアの二人がいきなり登場する形となっている。2007年12月から放送より、アメリカ同様の放送形態となった。

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ストーリー

ビリー&マンディ

ビリーが飼っていたハムスターの命を奪いにやってきた死神グリムが、それを承知しなかったビリーとマンディがハムスターの命を賭けて勝負を挑み、マンディがズルをしてグリムが負けてしまった事によりビリーとマンディの親友になる所から物語ははじまる。

おトボケのビリー、クールでタフなマンディ、そしてついていない死神グリムがエンズヴィル(直訳すれば「終わっている町」)で巻き起こす珍騒動の数々を描く。

回を追う毎に、ビリーはとてつもないおバカに、マンディは冷徹で悪知恵の働くキャラクターになりつつある。他にも黄金のリンゴを使い混乱と争いを起こしたがるエリスや、地球の奥底に住むナーゴル、自称「悪霊ハンター」でマヌケなホス・デルガド、そして回を追うごとにマンディのストーカーになりつつあるアーウィンなど、個性的なキャラクター達が登場する。シーズン3からはヘクター・コンカルネ編で登場したスカール将軍も登場する。

一話一話が独立しており、人類がマンディ以外全て消えたり、登場人物が死んでしまったりと滅茶苦茶かつブラックなラストが多い。

邪悪なコンカルネ

独裁者ヘクター・コンカルネは7年前に起こった爆撃事件により、脳みそと胃袋(コンカルネとは別の人格をもっており、「スタマック」と呼ばれている)だけになってしまった。コンカルネが熊のボスコフの体を借り、科学者ガストリー少佐とスカール将軍と共に様々な手で世界征服に挑もうとする物語である。

様々な手で世界征服に挑むが、コンカルネのミスやスカール将軍の裏切り、そして魚の軍人であり7年前の爆撃を起こした張本人であるコンカルネ最大の敵コッドコマンドーにより全て未遂に終わってしまう。 当作品も、ビリー&マンディ同様ブラックユーモア色の濃い内容になっている。

本作のエピソードは日本では「無人島の二人」が今まで放送されたエピソードの中での最終話である。アメリカでは本作の独立後いくつかのエピソードが制作されたが日本では未放送である。 ただし、たまに本作側の登場人物がビリー&マンディの話に関与することがある。

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登場人物

ビリー&マンディ

ビリー(Billy)
声 - 佐藤まさよし/英 - リチャード・ホーヴィッツ
主人公の一人。非常におバカで一般常識が著しく欠如しているが、極まれにマトモな発言をすることも。常に能天気で大笑いをしており落ち着きが無い。鼻が非常に大きく、垂れたり落ちたりしている。ジュニアやドーラなど初対面の人間にも友達になろうとする社交的なところもある。スパーグにはいつもイジメられており、よくパンツ吊り(後ろからパンツを強く引っ張るイタズラ)の標的になっている。大体の騒動の原因は彼が作っている。エピソードによってはあの世に行ったまま帰ってこなくなったり、チョコレートソースや人形のおもちゃになったりと、作中では悲惨な目に遭うことが多いが、ほとんどの場合大笑いで済ませている(だが彼にも弱点があり、虫とピエロが大の苦手。とりわけ、蜘蛛のジェフは天敵)。
マンディ(Mandy)
声 - 森屋さちよ / 英 - グレイ・デライル
主人公の一人。常に不機嫌かつ退屈な顔をしており、世の中すべてをつまらなく思っている。テレビが好きでビリーやグリムとしょっちゅうテレビを見ている。頭は非常に良く成績はトップクラスである。恋愛というものを嫌悪しており「ロマンスは弱虫がするもの」と語っていた。そのためビリーの友達のピフに恋をしたときは自分自身を憎悪し、グリムに心を刈り取ってもらおうとしたことも。自分に惚れているアーウィンが大嫌いで、非常にうっとうしく思っている。鼻はデフォルメで描かれていないのではなく、本当に存在しない。その理由は「気持ち悪いから」らしい。苦手なものはフィギュアスケートで彼女曰く「スピンするところが見られない」とのこと。
エピソードによっては不死の帝王になったり、魔界の教師やクトゥルフを相手に騙まし討ちをするなど、ビリー同様やや人間離れした力を持っている。
絶対に笑わないといわれており、彼女が笑うと自然界のバランスが崩壊し、世界が変わってしまう。[注 5]ただし、初期のエピソードやCMでは普通に笑顔を見せるシーンもあった。
同じカートゥーン ネットワークの『フォスターズ・ホーム』に客演したこともある。
グリム(Grim)
声 - 三宅健太/英 - グレッグ・イーグルス
主人公の一人。死神だが、どこか抜けていて人が良い。当初は一般的な死神らしく、ビリーが飼っているハムスター、Mr.スナグルス(10歳)の魂を刈り取りにやって来る。この時のエピソードが、「ビリー&マンディ」のパイロット版である。スナグルスの魂を渡したくないビリーとマンディの提案でゲーム(リンボーダンス)をすることになったが、マンディの策略で負けてしまう。ゲームをする前に、「負けたら二人の親友になる」と自分で宣言してしまっていたため、その日から二人の親友として人間の世界で暮らすことになる。初期こそ嘆くことが多かったが、ビリーとマンディとの生活を心底嫌っているわけではなく、むしろ謳歌している様子さえ見られる。悪態をつきながらも、ビリーとマンディの為に動くこともあり、時には二人を懸命に助け出そうとすることも。骨しかないのだが、どういう仕組みか飲食することができ、太ることもある。脂肪吸引手術にお金を使うなど美容には気を使っている。ビリーのママそっくりの人形を持っている。ビリーの家で寝泊りすることが多く、ビリーの家の地下室には彼の出身である地下世界の様々な道具を収納するトランクがあり、ビリーがそれを荒らすことから騒動になったりもする。
グリムの鎌
グリムが持ち歩いている大鎌。地下世界のモノを呼び出す際に用いられ、グリム以外でも使用する事が出来る。
ハロルド(Harold)
声 - 巻島直樹/英 - リチャード・ホーヴィッツ
ビリーの父親。息子に良く似た風貌の持ち主。最初は割と良識があったが、回を重ねるごとに息子同様のおバカキャラへと変貌。また、お腹が出ておりメタボ気味である。ビリーと同じく鼻がでかい。海軍特殊部隊出身。苦手なものはサンタクロース。子どものころはバレエをやっていたらしく、暗黒の魔女とのダンス対決で見事打ち勝った。
グラディス(Gladys)
声 - 細野雅世/英 - ジェニファー・ヘイル
ビリーの母親。息子や夫と比べるとまともな性格の持ち主。グリムを嫌っているが息子の友人として夫同様に認めている(グリムが人間になった回では異常に優しくなっていた)。ビリーを溺愛している。
アーウィン(Irwin)
声 - よのひかり/英 - ヴァネッサ・マーシャル
ビリーとマンディのクラスメイトでビリーの親友。ドン臭いインド系の少年。最初は比較的普通の少年だったが、回を重ねるごとにマンディのストーカーと成り果て、騒動に巻き込まれては悲惨な目に遭う回数が増える。ビリー同様、スパーグにいじめられている。肉体改造にも取り組んだことがあり筋肉モリモリになったこともあったがマンディは全く評価しなかった。長編の「ビリーとマンディの大冒険」ではマンディにディープキスをしたりもした。
ミンディ(Mindy)
声 - 細野雅世/英 - レイチェル・マクファーレン
ビリーとマンディのクラスメイト。赤毛を後ろに束ねた女の子。可愛いらしい顔立ちで要領がよく、クラスメイトや校長から人気があるが、高慢かつナルシストな性格で口が悪い。ビリー、マンディ、グリムの三人組をバカにしており、ゾットミニ(ゾッとするほど醜いの略)の三人組と呼んでいる。クラスメイトを階級付けしているらしく、ビリー達を「マメ」扱いしている。特にマンディを激しく敵視しており、何かにつけて負け犬呼ばわりし、マンディを怒らせている。マンディへのいやがらせのためだけにグリムを親友として引き抜こうとするなど、陰険な手口を使うこともあるが、アーウィンやスパーグ同様、痛い目に遭うこともしばしば。地元アメフト部のチアリーダーでもあるが、見当違いな応援をして顰蹙を買っている。終盤のエピソードでは、マンディとタッグを組んで戦ったこともある。
プディン(Pud'n)
声 - よのひかり/英 - ジェーン・カー
ビリーとマンディのクラスメイト。スカール将軍の甥っ子。泣き虫。アクションフィギュアをキャンディーと勘違いしてしゃぶっていたりと知的障害と思しき行動が多く見受けられる。親に捨てられたらしく、狼に拾われ、ビリーの家の裏側で暮らしている。非常に稀だが怒ると、様々な意味で「恐ろしく」なる。
スパーグ(Sperg)
声 - 巻島直樹、堀本等/英 - グレッグ・イーグルス
ビリーとマンディのクラスメイトで、かなりの乱暴者でいじめっ子。ビリーとアーウィンをいつもいじめているが、マンディには敵わない。得意で使用頻度が高いいじめは「パンツ吊り」。マザコンで、母親のこととなると頭に血が上りやすくなる。エピソードによってはマンディに好意を寄せている節がある。
ホス・デルガド(Hoss Delgado)
声 - 巻島直樹/英 - ディードリック・ベイダー
腕の立つ魔物ハンターだが、かなり間が抜けている。右手には肉体改造を施してあり、チェーンソーやマシンガン、グレネードランチャー、ビームセイバーなどを内蔵している。若いころは貧相な体格で、「ロージーちゃん」や「オネショマン」というあだ名をつけられていた。中世の先祖はまったく同じ姿をしており、「ドラゴンハンター」を生業としていた。終盤では女神エリスと恋仲になるエピソードがある。
エリス(Eris)
声 - 細野雅世/英 - レイチェル・マクファーレン
ギリシア神話の混乱と争いをつかさどる女神。金のリンゴを使って世界に混乱と争いをもたらそうとする困った存在。美人ではあるが性格は最悪。エピソード中盤以降、前歯が欠けている。
ナーゴル
声 - 世田壱恵近藤広務/英 - デビッド・ワーナーマーティン・ジャーヴィス
地底世界に住む生物。後にビリーのおばのシス(声 - よのひかり/英 - グレイ・デライル)と結婚する。異常なまでに「友達」を欲しており、自らの能力を使って全世界の人間を「自分だけの友達」にした事がある。背中から生えている触手には電流が走っている。黒く見える姿は実は汚れで、洗うと普通の人間の体が現れる。
ナーゴルジュニア
声 - 細野雅世/英 - デヴィ・デリーベリー
ナーゴルとシスの息子、つまりはビリーの従弟。父ナーゴルと同じ能力を持ち、一度見たものをそっくりそのまま模倣(コピー)することができる。ただし、眼鏡だけは変わらない。この眼鏡は、彼が生まれる前の「タマゴ」の状態でもかけていた。人間の姿をしているが、これは彼が初めて地上で出会った少年を模倣した姿であり、本来の姿ではない。人間の中ではビリーだけが本来の姿を見ているが、怪物を見慣れていたビリーでさえ戦々恐々としたらしい。ビリー達と同じ学校に通っている。おとなしい性格から、スパーグの標的にされることもある。
ナイジェル・プランター
声/英 - ジェイク・トーマス
魔法学校に通う少年。眼鏡をかけており、額に稲妻の傷がある。
成績は優れておらず、お調子者な性格。魔法学校のマドンナ、ハーヘフニーに恋をするが、惚れ薬入りのチョコレートを食べたことからチョコレートに恋をしてしまう。魔法学校関連のエピソードに登場するが、性格が災いして悲惨な目に遭うことが多い。
トードブラット校長
声 - 堀本等→斧アツシ/英 - ジョン・ヴァーノン→ロニー・シェル
魔法学校の校長。見た目は巨大なヒキガエル。怒りっぽい性格で、ナイジェルを嫌っている。ナイジェルを学校から追い出すために、邪悪な魔法使いモールディバット卿(声 - 多田野曜平/英 - ジョン・カッサー)の姿を偽り彼を追い詰めたことも。その後もナイジェルに対する態度は冷たい。
ハーヘフニー・ヘッハーヘッハー
魔法学校のマドンナ。グラマラスな美女だが、性格はやや高飛車でナイジェルを軽蔑している様子。
ドルコ・マウスフライ
魔法学校の生徒。金髪で筋骨隆々なナイスガイ。特徴的な笑い方をする。ホウキでサーフィンをするなどスポーツに長けているようだが、魔法も得意。ハーヘフニーとは両思いらしい。
ジェフ
声 - 堀本等→藤本たかひろ/英 - マックスウェル・アトムス
グリムのトランクの中にあった卵から生まれた大グモ。卵を孵したビリーを父と慕うが、虫が苦手なビリーからは忌み嫌われている。かなりのポジティブ思考で、マンディに指令されての演技以外で怒った事はない。お菓子作りやセーターを編むなど、手先がかなり器用。のちにスパイダー・クイーン(声 - 中澤やよい/英 - カリ・ウォールグレン)と結婚する。
ジャック
声 - 姫野惠二/英 - 不明
大昔のエンズビルの住人。大の悪戯好きだが引き際を知らず、やり過ぎたために我慢の限界に達した他の住人らの策略により、女王の怒りを買って処刑された。
しかし、グリムの迎えを拒む。隙を突いて鎌を奪い、不死身の体を条件に取引を行なった。取引は成立したものの、直後にグリムによって首を刎ねられ、代わりにカボチャを頭にして「ジャック・ランタン」となった。その珍妙な外見故にハロウィン以外の364日引きこもっていなければならず、その原因となったエンドヴィルの住人とグリムを恨んでいる。
ブギーマン
声 - 後藤哲夫/英 - フレッド・ウィラード
グリムの学生時代の悪友。その際には、あらゆる手段でグリムを辱めていた。現代になって再会した時にはグリムに毛嫌いされており、「どちらが先に一人の子供を怖がらせる事が出来るか」という勝負の末、敗れ、地下世界に永久追放された。長編では地下世界で「あらゆる試練を乗り越えて優勝した者は世界を支配する帝王になれるヨットレース」の敵対する海賊船の船長として登場した。
フレッド・フレッドバーガー
声 - 渡辺英雄/英 - C・H・グリーンブラット
ビリーと同じまたはそれ以上のおバカキャラ。地下世界の魔物でありナチョスとフローズンヨーグルトが大好き。
ドラキュラ
声 - 斧アツシ/英 - フィル・ラマール
グリムが子供の頃に憧れていた怪物でアーウィンの祖父。老人ホームに住んでいる。特番「ビリーズブギーキャンプ」では司会を務めた。
ドーラ
声 - 半場友恵/英 - ニカ・フッターマン
マンディ達の学校に転校してきた少女。その正体は神々が気まぐれに落とした箱がきっかけで不幸の種を蒔いてしまい、今日まで生きてきた少女パンドラ。マンディと仲良くなり、彼女をそそのかして箱を開けさせたが、逆に彼女に騙され、箱にもともと入っていた魑魅魍魎とともに箱に閉じ込められた。外見などは『ドーラ』のパロディ。

邪悪なコンカルネ

ヘクター・コンカルネ
声 - 広瀬正志/英 - フィル・ラマール
軍隊を率いて世界征服を狙う怪人物。7年前にコッドコマンドーとの戦いで肉体を失ってからはカプセル型の生命維持装置に入れられた脳と胃袋のみの姿となってしまい、それ以降胃袋に別の人格が形成されてしまった。脳だけでも会話と移動ができる。そこそこの頭脳の持ち主だが、傲慢で自分勝手な性格ゆえにガストリー以外からの人望はなく、毎回コッドコマンドーに台無しにされるので世界征服への道は遠い。ビリー&マンディにも数回ゲストとして登場している。
スタマック
コンカルネの胃袋及びそこに形成された新たな別人格。食いしん坊な幼児のような性格で、普段はいつも寝るか空腹時に不満を述べるだけだが、時折的確な発言をすることがある。ボスコフの食いしん坊に拍車を掛けている。
ボスコフ
声 - 広瀬正志/英 - フランク・ウェルカー
脳と胃袋のみの姿になったコンカルネのスペアボディ的な存在であるサイボーグ化されたクマ。元はロシアのサーカスのクマで曲芸ができる。肉体の主導権自体はあくまでもボスコフ側にあり、基本的にはコンカルネの口頭指示に従って行動する。コンカルネに懐いていて彼の役に立とうと頑張るが、争うことを知らないひょうきんで温和な性格に加え、根っからの食いしん坊なのでお腹が空くと食事以外のことには全く興味を示さなくなり、肝心な時ほどほぼ決まって役に立たない。クマだけに怪力と両腕の爪は強力で、まともに戦えば非常に強いが、先述の問題点から発揮された試しはほとんどない。コンカルネからは辛辣に扱われているが、心底から嫌われているわけではない。
スカール将軍
声 - 堀本等/英 - アーミン・シマーマン
コンカルネの腹心の部下で軍事部門のトップ。傲慢なコンカルネを元より快く思っておらず、現在の姿になってからは内心見限っており、自分がリーダーになろうと企んでいるが、実際はいつもコンカルネの八つ当たりの的。左目の下にあざのような模様がある。
後にエンズヴィルのビリーの家の隣に引っ越してくる。
ガストリー少佐[3]
声 - 園田恵子/英 - グレイ・デライル
コンカルネの腹心の部下で優秀な科学者。コンカルネ編はおろか作中全体における最も優しい性格の持ち主。ゴーグルのような眼鏡、体にフィットしたラバーのスーツに艶のある手袋と長靴。赤毛を後ろでお団子に纏めている。
コンカルネには自分を雇ってくれた恩義と本来の姿を見て一目惚れした過去から一途に愛している。しかし怒らせるとかなり怖い。
コッドコマンドー
声 - 佐藤まさよし/英 - マックスウェル・アトムス、ロバート・ピカード
これまで幾度も世界征服計画を妨害してきたコンカルネの不倶戴天の敵。筋骨隆々な正義のサカナの軍人たちで構成された精鋭部隊で、非常に戦闘能力に長けている。「ペラペラ」としか話さない。現在のコンカルネたちには彼らとまともに戦える戦力がなく、介入されると為す術なく一方的に蹂躙されてしまうため、如何にコッドコマンドーに察知されることなく世界征服を実行に移すかが基本方針になっている。
エストロイ
声:三宅健太/英 - モーリス・ラマーシュ
コンカルネの同業者。ガストリー少佐を巡ってコンカルネと敵対している。全身が鉄でできているため、洗髪の際にいつもとは異なるシャンプーを使うと錆びてしまう。策略家であり、コンカルネを凌ぐほど性質が悪い。
デストラクティカス
声 - 佐藤まさよし/英 - リノ・ロマノ
未来から来たコンカルネとガストリーの息子で、父とは異なり正義の味方。ゆえに悪人である父・コンカルネとの確執に悩む。かなりのマザコンなので正義の味方であるにもかかわらず、悪の科学者である母の発明の手助けをしたこともある。東京湾あるいは日本列島近辺で活動している。
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スタッフ

話数は現行放送のものに準拠。

メインスタッフ

  • 原作 / 監督 / メインキャラクターデザイン - マックスウェル・アトムス
  • スーパーバイジングディレクター - ジョン・マッキンタイヤ(ビリー&マンディ:1 - 17話、コンカルネ:全話)、ジュリ・ハシグチ(19 - 78話)
  • アートディレクター - レイ・マッカーソン(16話A、19 - 65話)、マーク・ペリー(66話 - 78話)
  • 色彩設計 - ヘンリー・ニコルソン、ブライアン・スミス、マックスウェル・アトムス(18話)
  • 音楽 - グレゴリー・ハインド、ドリュー・ノイマン、ガイ・ムーン(1 - 17話)
  • キャスティング / 録音監督 - クリス・ジマーマン
  • プロデューサー - ヴィンセント・デイビス
  • スーパーバイジングプロデューサー - ブライアン・A・ミラー
  • アニメーション制作 - カートゥーン ネットワーク・スタジオ
  • 制作協力 - ラフ・ドラフト・スタジオ、デジタル・eメイション
  • 製作 - カートゥーン・ネットワーク

日本語版制作スタッフ

1~18話(旧放送話数1~26話)

  • 演出:加藤敏
  • 翻訳:村治佳子
  • 録音/調整:田場公
  • 制作担当:小野寺徹、丸太耕太郎(東北新社)
  • プロデューサー:伊藤文子(カートゥーン ネットワーク)
  • 録音制作:カートゥーン ネットワーク、東北新社

16話A、19~78話(旧放送話数27~52話)

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放映リスト

要約
視点

日本放送順に準拠。カッコ内は初回放送時の話数。

ビリー&マンディ

さらに見る 話数, サブタイトル ...

TVSP

  • Billy & Mandy Save Christmas(日本未放送)
ビリー&マンディのクリスマスエピソード。
長編作品。日本放送日 - 2007年12月31日
ビリー&マンディのキャラクターを交えた新作『Underfist』の特別番組。なお、『Underfist』自体は諸事情により制作中止となった。

邪悪なコンカルネ

さらに見る 話数, サブタイトル ...
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脚注

外部リンク

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