背理法による。
で
であれば
で

である。

とする。
が真性特異点であれば、カゾラーティ・ワイエルシュトラスの定理により

が存在するので

とする。
であるから
は
で正則である。
であるから
は正則であり、
である。
であるから
は正則であり、
である。故に
は正則であり

である。従って、任意の
について、
が根を持たない
が存在する。
を固定して

とする。
は
で正則であり、
が根を持たない
が存在する。
であるから
- :\;|u|<1,(1-|u|)\left|H'(u)\right|\geq {1}\}}

は空でない。
の中で絶対値が最大のものを
として

とする。
は
で正則であり、
が根を持たない
が存在する。
これを微分すると

となる。
である。
の最大値は、最大値の原理により

である。
であるから、シュワルツの補題により
であり、積分すると

となる。任意の
について

とすれば
の上で
であるから、ルーシェの定理により
と
は
の中に同数の根を持つが、
が根を持つから
も根を持たなければならない。そのためには

でなければならない。
とすれば
となり、
により
であるから
![{\displaystyle |G(t)|\leq |G(0)|+\left[{\frac {57}{2}}t\right]_{0}^{\frac {1}{57}}<1}](//wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/d0e6b0f2e9b90aff3462f699ea46d04368e47f67)

となり

となるが
- :\;|z_{2}|<|z|<e^{-60\pi }\}}

であり

であるから、最大値の原理により

でなければならない。故に逆の仮定は矛盾を孕む。