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ファイアフライ (ユーライア・ヒープのアルバム)
ユーライア・ヒープのアルバム ウィキペディアから
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『ファイアフライ』(Firefly)は、イギリスのバンド、ユーライア・ヒープが1977年に発表した10作目のスタジオ・アルバム。
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背景
ジョン・ウェットンの脱退と、オリジナル・ボーカリストであるデヴィッド・バイロンの解雇を経て、バンドは新たにジョン・ロートン(ボーカル)とトレヴァー・ボルダー(ベース、元スパイダーズ・フロム・マース)を迎えた[6]。なお、ボルダーは後にウェットンの後任としてウィッシュボーン・アッシュのメンバーとなるが、1983年にはユーライア・ヒープに復帰し[7]、2013年に死去するまで籍を置いた[6]。また、1976年の夏にデイヴィッド・カヴァデール(元ディープ・パープル)がユーライア・ヒープのオーディションを受けたという説もあるが、カヴァデールは2008年のインタビューにおいて「実際のところ、あれはオーディションじゃない」「私はヒープとジャムを楽しんだだけさ。良い連中だったけど、私のキャリアを考えていたわけではない」と語っている[8]。
反響・評価
母国イギリスではセールス的に成功を収められず、『対自核』(1971年)以降のスタジオ・アルバムとしては初めて全英アルバムチャート入りを逃す結果となった[9]。一方、以前からユーライア・ヒープの人気が高かったノルウェーのアルバム・チャートでは、11週連続でトップ20入り(うち7週にわたりトップ10入り)し、最高6位を記録した[2]。
Donald A. Guariscoはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け、ロートンのボーカルに関して「即座にユーライア・ヒープのサウンドと一体化し得る、印象的かつ情感豊かなハード・ロック・ボイス」、アルバム全体に関して「"Gypsy"や"July Morning"ほどの高みに達している大作はないが、『ハイ・アンド・マイティ』の評価を下げるに至った不首尾の実験が排されたのに加えて、タイトなソングライティングと見事な演奏に基づいた、良質な一貫性を誇っている」と評している[10]。
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収録曲
特記なき楽曲はケン・ヘンズレー作。
- 絞首刑 - "The Hanging Tree" (Ken Hensley, Jack Williams) - 3:41
- 逃避 - "Been Away Too Long" - 5:03
- フー・ニーズ・ミー - "Who Needs Me" (Lee Kerslake) - 3:39
- 賢者 - "Wise Man" - 4:40
- ドゥ・ユー・ノウ - "Do You Know" - 3:15
- ローリン・オン - "Rollin' On" - 6:22
- 哀れみの涙 - "Sympathy" - 4:48
- ファイアフライ - "Firefly" - 6:19
1997年リマスターCDボーナス・トラック
- "Crime of Passion" - 3:38
- "Do You Know (Previously Unreleased Alternate Version)" - 3:16
- "A Far Better Way (Previously Unreleased Alternate Version)" - 5:50
- "Wise Man (T.V. Backing Track, Previously Unreleased Version)" - 4:49
2004年リマスターCDボーナス・トラック
- クライム・オブ・パッション(シングルB-Side) - "Crime of Passion" - 3:36
- ファー・ベター・ウェイ(未発表アウトテイク) - "A Far Better Way (Demo Mix)" - 6:07
- アイ・オールウェイズ・ニュー(未発表アウトテイク) - "I Always Knew" - 4:02
- ダンス・ダンス・ダンス(未発表アウトテイク) - "Dance Dance Dance" - 3:43
- 逃避(未発表オルタネイト・ヴァージョン) - "Been Away Too Long (Alternative Version)" - 5:00
- ドゥ・ユー・ノウ(デモ・ミックス) - "Do You Know (Demo Mix)" - 3:13
- フー・ニーズ・ミー(未発表オルタネイト・ライヴ・ヴァージョン) - "Who Needs Me (Alternative Live Version)" (L. Kerslake) - 9:48
- 賢者(TVバッキング・トラック) - "Wise Man (T.V. Backing Track)" - 4:51
カヴァー
参加ミュージシャン
脚注・出典
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