フェナリジン

フェナリジン(Phenaridine)または2,5-ジメチルフェンタニル(2,5-Dimethylfentany)は、フェンタニルのアナログであるオピオイド系鎮痛剤である。1972年に開発され^[1]、外科用の麻酔薬として用いられてきた^[2][3] 。

フェナリジン

IUPAC命名法による物質名
IUPAC名 N-[2,5-dimethyl-1-(2-phenylethyl)piperidin-4-yl]-N-phenylpropanamide
データベースID
CAS番号	42045-97-6
ATCコード	none
PubChem	CID: 162056
ChemSpider	142327
化学的データ
化学式	C24H32N2O
分子量	364.52 g/mol
SMILES O=C(N(c1ccccc1)C3CC(N(CCc2ccccc2)CC3C)C)CC
InChI InChI=1S/C24H32N2O/c1-4-24(27)26(22-13-9-6-10-14-22)23-17-20(3)25(18-19(23)2)16-15-21-11-7-5-8-12-21/h5-14,19-20,23H,4,15-18H2,1-3H3  Key:ODPKHHGQKIYCTJ-UHFFFAOYSA-N

フェナリジンは、フェンタニルと似た作用を持つ。ラットでは、フェンタニルよりも作用が若干弱い^[1]。フェンタニルアナログの副作用は、フェンタニル自体のものと似ており、痒み、吐き気、そして生命を脅かしうるほどの深刻な低換気障害等である^[4]。