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ブラーツク
ロシアの都市 ウィキペディアから
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ブラーツク(ロシア語: Братск、Bratsk)は、ロシア連邦のシベリア連邦管区の都市。イルクーツク州中部、バイカル湖の西側に位置する。人口は224,071人(2021年現在)である[1]。

概要
アンガラ川とオカ川の合流点に近い。アンガラ川をブラーツクダムにより堰き止めたブラーツク湖、ブラーツク水力発電所が有名である。ブラーツク国立工科大学、イルクーツク国立大学の支部がある。国際空港を持つ。
歴史
ブラーツク周辺にロシア人が進出したのは1631年であり、ここに要塞が建設された。1940年代には水力発電所を建設するため、当地へバム鉄道が延伸されており、シベリア抑留で動員された日本人の多くが使役された土地である。
人口が飛躍的に増加したのは、1955年にブラーツクダムおよび水力発電所の建設が始まってからである。大型土木工事の労働者は全国のコムソモールからの参加もみられた。完成後のブラーツクの人口は20万人を超える規模となった。1970年代のブラーツクダムには「共産主義、それはソビエト政権プラス全国の電化である」というウラジーミル・レーニンの言葉が掲げられた。発電所の最大出力は400万キロワットと当時世界第2位。ブラーツク市は、豊富で安価な電力を生かしたアルミニウム精錬や、周辺の森林(タイガ)資源を利用したパルプ製造などが行われ急速に発展。人間と自然が織りなす壮大なシベリア開発の複合式発展は「ブラーツク方式」と呼ばれ、ソビエト連邦の発展を示す事例として喧伝された[2]。
一方で、東西冷戦下において重要な産業都市としてアピールすることは、敵国の攻撃目標とされることが想定された。ブラーツクに限る話ではないが、1960年代後半に修正されたソビエト連邦の地図では、ブラーツクの位置は核攻撃などを想定して、実際の場所より20キロメートル程度ずれた場所に記載されていた[3]。
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気候
要約
視点
ケッペンの気候区分で亜寒帯湿潤気候 (Dfc)に属する。中央シベリアの都市では、比較的過ごしやすい気候とされる。
姉妹都市
脚注
外部リンク
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