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ベイビーズ・イン・ブラック
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「ベイビーズ・イン・ブラック」(Baby's in Black)は、ビートルズの楽曲である。1964年に発売されたイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ビートルズ・フォー・セール』や[3]、同年にアメリカで発売されたキャピトル編集盤『Beatles '65』に収録された[4]。ジョン・レノンとポール・マッカートニーの共作(クレジットはレノン=マッカートニー名義)[5][6]で、リード・ボーカルもレノンとマッカートニーの2人で務めている[1]。
オランダでは、1965年に「エイト・デイズ・ア・ウィーク」との両A面シングルとしても発売されており、同国でのシングル・チャートで第1位を獲得している[2]。
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曲の構成
「ベイビーズ・イン・ブラック」は、6/8拍子で演奏され[7]、ジョージ・ハリスンによるカントリー調の低音のギターリフから始まる[1]。『オールミュージック』のリッチー・アンターバーガーは、本作について「おそらく従来のビートルズの楽曲よりも悲観的で、悲しみに暮れる少女への愛の哀歌」と評している[8]。本作の歌詞は、音楽評論家やジャーナリストによって、ハンブルク時代からの友人で、ビートルズの元メンバーのスチュアート・サトクリフ(1962年に死去)の婚約者であったアストリッド・キルヒャーと関連づけられている[1][9]。
マッカートニーは、本作について「僕とジョンは少し影のある、ブルージーな曲を書きたいと思っていた。この曲は完全に共作で、一緒に歌った。僕のハーモニーがジョンの歌う主旋律よりも前に出てしまうこともあった。「どっちが主旋律なのか?」と聞かれることもある。別にどちらが主旋律でもいいだろう。とにかく僕らのお気に入りの曲だった」と振り返っている[6]。なお、レノンも1980年の『プレイボーイ』誌のインタビューで、共作であることを認めている[5]。
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レコーディング
「ベイビーズ・イン・ブラック」は、『ビートルズ・フォー・セール』のためのセッションで最初にレコーディングされた楽曲[10]で、レコーディングは1964年8月11日にEMIレコーディング・スタジオのスタジオ2で行なわれた[11]。テイク数は14で[12]、レノンとマッカートニーのボーカルは、「恋におちたら」と同じく1本のマイクで録音された[9]。
10月26日に最終ミックスが作成され、11月4日にステレオ・ミックスが作成された[12]。
ライブでの演奏
「ベイビーズ・イン・ブラック」は、ビートルズのライブにおける定番曲の1つで、1966年8月29日サンフランシスコで行なわれた最後のコンサートまで演奏されていた[12]。ライブにおいて、マッカートニーは「「そろそろちょっと違ったやつを」と言って(曲名を告げずに)……いつもこれ(ベイビーズ・イン・ブラック)をもってきた。腹の中で、「何を演るのか全然わかんないだろうな。クールじゃないか」って言ってたね」という曲紹介を行なっていた[6]。
1996年に発売されたシングル『リアル・ラヴ』のB面に、1965年のハリウッド・ボウル公演でのライブ音源が収録され、このライブ音源は2016年に発売された『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』にも収録された[13]。
クレジット
※出典[14]
- ジョン・レノン - ボーカル、アコースティック・ギター(リズムギター)
- ポール・マッカートニー - ボーカル、ベースギター
- ジョージ・ハリスン - リードギター
- リンゴ・スター - ドラム
カバー・バージョン
- チャールズ・リヴァー・ヴァレー・ボーイズ - 1966年に発売されたアルバム『Beatle Country』に収録[15]。
- フリンヴィル・トレイン - 2007年に発売されたアルバム『Flynnville Train』に収録[16]。
脚注
参考文献
外部リンク
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