ペガスス座タウ星

ペガスス座τ星（英語: Tau Pegasi）はペガスス座にある5等級の恒星で、太陽より大きなA型主系列星または準巨星である。

ペガスス座τ星[1] Tau Pegasi
仮符号・別名	Salm[2]
星座	ペガスス座
見かけの等級 (mv)	4.580[1] 4.58 - 4.60（変光）[3]
変光星型	DSCTC[3]
分類	A型主系列星[1] A型準巨星[3]
位置 元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)	23h 20m 38.2439836933s[1]
赤緯 (Dec, δ)	+23° 44′ 25.272919327″[1]
赤方偏移	0.000051[1]
視線速度 (Rv)	15.20 km/s[1]
固有運動 (μ)	赤経: 38.252 ミリ秒/年[1] 赤緯: -2.192 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π)	20.8983 ± 0.40ミリ秒[1] （誤差1.9%）
距離	156 ± 3 光年[注 1] （47.9 ± 0.9 パーセク[注 1]）
絶対等級 (MV)	1.2[注 2]
τ星の位置
物理的性質
自転周期	150 km/s[4]
スペクトル分類	A5Vp_lB[1] A5IV[3]
光度	29.51 L☉[4]
表面温度	7,762 K[4]
色指数 (B-V)	0.17[5]
色指数 (U-B)	0.10[5]
色指数 (R-I)	0.09[5]
他のカタログでの名称
ペガスス座62番星[1] BD+22 4810[1] FK5 880[1] Gaia DR2 2840673506807375360[1] HD 220061[1] HIP 115250[1] HR 8880[1] SAO 91186[1]
■Template （■ノート ■解説） ■Project

名称

ヨハン・バイエルは、彼の星図『ウラノメトリア』の中でこの恒星に対して Sagma や Salma という名称を付けているが、アメリカのアマチュア博物学者リチャード・ヒンクリー・アレンは著書『Star Names: Their Lore and Meaning』の中で、これらはアラビア語で「革製の釣瓶」を意味する Salm の誤りであるとしている^[6]。2017年9月5日、国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ（WGSN）は、ペガスス座τ星の固有名として、Salmを正式に承認した^[2]。