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ボトルメール (ソフトウェア)
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ボトルメールとは、1997年からリクルートが提供したコミュニケーションサービス、および同社が開発した電子メールクライアントである。2006年にサイバーエージェントがブログパーツとしてもサービスを開始した。
「メールソフト」と位置付けられたシェアウェアが提供されたが、メールは利用ユーザー間のみ送ることができ、一般的な電子メールを送受信することはできない。
名称は、現実世界での行為 message in a bottle(メッセージ・イン・ア・ボトル) に由来している。[要出典]。なお、「ボトルメール」および「bottle mail」は、後に開発・運営を引き継いだ情報建築の登録商標である[1]。
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歴史
リクルートによる開発
開発と運営は、リクルートのメディアデザインセンター(MDC)の永井義人らが行った[2]。1997年6月16日に、同社からWindows 95用のシェアウェアとして初版リリースされ[3]、 1999年10月25日にv2.0がリリースされた[4]。 2001年7月3日には試験的にiモード版がリリースされた[5]。
2002年1月22日、リクルートは事業集約に伴い同サービスを終了すると発表、3月25日に正式にサービスを終了した[2]。
情報建築による開発
2002年4月23日、開発者の永井義人らによってサービスが再開されることが発表されると同時に、登録商標やシステムその他のリソースを、リクルートから実質買収したことが明らかになった[6]。 7月16日にぷららのユーザーは無料で利用できることが決定し[7]、 9月16日、永井義人が設立した情報建築によってボトルメール3としてサービスがスタートした[8]。
ブログパーツの登場
2006年9月1日に、サイバーエージェントは情報建築から(ボトルメールという名称を)ブログパーツとして独占利用許諾を取得したと発表し、ブログパーツ「BLOPPA!」のサービスとして無償提供を開始した[10][11]。 10月10日に「あしあと機能」が追加された[12]。
なお、情報建築が運用するシステムとサイバーエージェントが運営するブログパーツでの互換性はなく、双方でメッセージのやり取りは行なえなかった。
開発終了とブログパーツの運営移行
2007年6月30日、アプリケーションとしてのボトルメールは、利用者数の低迷や、ブログやRSS、AjaxなどWeb 2.0的なサービスが増える中でのシステム的な古さなどもあり、通算10年の歴史に幕を下ろした[1]。
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特徴
“手紙の入った瓶を海に流して見知らぬ誰かとコミュニケーションを取る”という現実世界での行為 message in a bottle (メッセージ・イン・ア・ボトル)をメタファーとして取り入れている。
一般的な電子メールと異なり、送信時に送信相手や相手が受け取る日時を指定することができず、受信側も送信者を特定することができない。結果的に、送信した電子メールがいつ誰に届くかわからず、受信するメールも、いつ誰が送信したものかわからない。
なお前述の通り、一般的な電子メールを送受信することはできない。
出典
外部リンク
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