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ポール・セロー
アメリカ合衆国の著作家 ウィキペディアから
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ポール・エドワード・セロー(Paul Edward Theroux [θəˈruː][1], 1941年4月10日 - )は、アメリカ合衆国の小説家、紀行作家、エッセイスト。ポール・セルーの表記もある。
息子に作家のマーセル・セロー、TVドキュメンタリー製作者のルイス・セロー。甥に俳優のジャスティン・セロー。
経歴
マサチューセッツ州メドフォード出身。メイン大学、マサチューセッツ大学、シラキュース大学大学院を卒業。
1963年、良心的反戦主義者として平和部隊に入り、1960年代から1970年代にかけて東アフリカとシンガポールで英語を教える教員生活を送ったのち、作家として独立。小説、旅行記、エッセイ集など多くの作品を著す。
作品に、映画化された『モスキート・コースト』『ハーフムーン・ストリート』のほか、旅行記『鉄道大バザール』『おんぼろパタゴニア急行』『中国鉄道大旅行』『ポール・セローの大地中海旅行』、小説『ワールズ・エンド』『わが家の武器庫』『O=ゾーン』『ドクター・ディマーか』『九龍塘の恋』など。
2015年には、旅行作家としての著作が地理的知識の普及に貢献したとして、王立地理学会から金メダル(パトロンズ・メダル)を贈られた[2]。
日本語訳された作品
- 『鉄道大バザール』(阿川弘之訳、講談社) 1977年、のち講談社文庫、講談社文芸文庫
- 『ふしぎなクリスマス・カード』(阿川弘之訳、ジョン・ロレンス絵、講談社) 1979年
- 『ブルートレイン長崎行』(阿川弘之訳、講談社) 1979年
- 『古きパタゴニアの急行列車 中米編』(阿川弘之訳、講談社) 1984年
- 『ワールズ・エンド(世界の果て)』(村上春樹訳、文藝春秋) 1987年、のち中央公論新社から「村上春樹翻訳ライブラリー」として再刊
- 『モスキート・コースト』(中野圭二, 村松潔訳、文藝春秋) 1987年
- 『ハーフムーン・ストリート』(村松潔訳、文藝春秋) 1988年
- 『古きアフガニスタンの思い出』(別宮貞徳, 月村澄枝 共訳、心交社) 1988年
- 『わが家の武器庫』(喜志哲雄, 若島正訳、講談社) 1988年
- 『男について』(セローほか著、井上一馬訳、文藝春秋) 1990年
- 『O=ゾーン』上・下(村松潔訳、文藝春秋) 1991年
- 『パタゴニアふたたび』(ブルース・チャトウィン共著、池田栄一訳、白水社) 1993年
- 『ドクター・ディマー』(斉藤健一訳、福武書店) 1992年
- 『中国鉄道大旅行』(中野恵津子訳、文藝春秋) 1994年
- 『わが秘めたる人生』(小川高義訳、文藝春秋) 1995年
- 『写真の館』(村松潔訳、文藝春秋) 1995年
- 『九龍塘の恋』(中野恵津子訳、文藝春秋) 1997年
- 『ポール・セローの大地中海旅行』(中野恵津子訳、NTT出版、気球の本 : Around the world library) 1998年
- 『ゴースト・トレインは東の星へ』(西田英恵訳、講談社) 2011年
- 『ダーク・スター・サファリ:カイロからケープタウンへ、アフリカ縦断の旅』(北田絵里子, 下村純子訳、英治出版) 2012年
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脚注
参考文献
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