マースデン・ハートレー

マースデン・ハートレー（Marsden Hartley、本名: Edmund Hartley、1877年1月4日 - 1943年9月2日）はアメリカ合衆国のモダニズムの画家である。

マースデン・ハートレー Marsden Hartley
生誕	1877年1月4日 アメリカ合衆国, ルイストン
死没	1943年9月2日 アメリカ合衆国, エルスワース

略歴

メイン州のルイストンで生まれた^[1]。オハイオ州のクリーヴランド美術学校で学んだ後^[1][2] 、ニューヨークでウィリアム・メリット・チェイスの美術学校^[1]、ナショナル・アカデミー・オブ・デザインやアート・スチューデンツ・リーグでも学んだ。象徴的な絵画を描いた画家、アルバート・ピンカム・ライダー(1847-1917)から影響を受けたとされる。1906年から義母の姓をファーストネームに用いるようになった。

ニューヨークに画廊を開き前衛芸術の普及をはかったアルフレッド・スティーグリッツに注目され、彼のグループに入り、最初の個展を1909年に開き、1912年にも個展を開いた。1912年にヨーロッパに渡り、パリに滞在し^[1]、当時パリにいたガートルード・スタインやハート・クレイン、シャーウッド・アンダーソンといった前衛文学者のサークルに加わり、絵画だけでなく文章も書くようになった^[3] 。パリでドイツ生まれの画家アルノルト・レンネベックと友人になった。1913年にはベルリンに移り、ワシリー・カンディンスキーやフランツ・マルクといったドイツの前衛画家の影響を受けた^[1]。

1916年にアメリカに帰国した。1921年から1930年の間、再びヨーロッパに滞在しその後、アメリカで活動し1937年からはメイン州に戻り、活動した。

作品

• 
  "Mountain Lake" (c.1910
• 
  "Red Tree" (1910)
• 
  "Still Life No. 1" (1912)
• 
  "Abstraction" (c.1914)
• 
  "Sky" (c.1914)
• 
  " A Bermuda Window in a Semi-Tropic Character"(1917)
• 
  "The Lost Felice" (1939)
• 
  Lobster Fishermen (c.1940)