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ミナ語
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ミナ語[2](ミナご、英語: Minaic, Minaean)またはマザーブ語(Madhābic)は、古代南アラビア語のひとつで、現在のイエメン北部にあったミナ王国で使われていた言語。紀元前8世紀から紀元前2世紀までの資料が残る。
概要
ミナ語は、サバ語・カタバン語・ハドラマウト語とならぶ、古代南アラビア語を構成する4つの言語のひとつで、その首都のマイーンだけでなく、現在のマーリブの北西にあたるワーディー・マザーブに沿った広い地域で使われた[3][4]。
サバ語とならんで最も古い紀元前8世紀の資料を持つが、この時代の資料の数は少ない[3]。
南アラビアではサバ王国が栄えたが、紀元前1千年紀後半にその支配が衰えると、各地方の言語であるミナ語・カタバン語・ハドラマウト語による碑文が増加する[5]。
ミナ語は地中海の香料貿易の言語として使われ、資料はディダーン(現在のサウジアラビアのアル・ウラー)全域、さらにエジプトやデロス島からも発見されている[3][4]。
紀元前2世紀後半のミナ王国の滅亡とともにミナ語の資料は見られなくなる[6]。
特徴
古代南アラビア語は言語的に互いに近いが、ミナ語の固有の特徴として以下のものがあげられる。
脚注
参考文献
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