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ミーハー

軽薄な、流行に左右されやすい世の中の風潮や人を意味する日本語の俗語 ウィキペディアから

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ミーハーは、日本語俗語で、軽薄な、流行に左右されやすい世の中の風潮や人を意味する[1]流行や話題となった人物・事物の動静に、もともと興味がなかったにもかかわらず、にわかに熱中する者(にわかファン)に対しての蔑称として用いられる。ひらがなみいはあとも[2][3]

みいちゃんはあちゃん[4][5][3]ミーちゃんハーちゃん[6])、はあちゃんみいちゃん[7]みいはあ族[8]とも。

戦前から、若者向けの質の低い映画が「ミーチャンハーチャン映画」と呼ばれるなど[9][10]、程度の低いことに夢中になる若者、特に若い女性[4][5][6]の代名詞となっていた。「ミーハー」と略されるようになったのは戦後からである。

語源

文献によって諸説があるが、多くの辞書では「みいちゃんはあちゃん」の略語として「みいはあ」が生じたという立場をとっている[2]

  • 「みよ」「はな」などから「みいちゃん」「はあちゃん」が当時の若い女性の典型的な愛称だったという説[6]
    • 1887年(明治20年)に読売新聞で連載された坪内逍遥の小説『贋貨つかひ』に「春(はる)ちゃん美(みい)ちゃん」[11]1890年(明治23年)の幸田露伴の小説集『葉末集』収録『一刹那』に「みいちゃんはあちゃん」[12]、といった例が見られる。
  • 力士仲間の隠語で愚か者を指す「はあちゃん」に由来するという説[13][7]
    • 「みいちゃん」は、音階名のドレミファソラシドとかけて、「みい」と「はあ」を地口的に並べたものだという[4][6]。音階に由来するものとしては「ミーハー族」よりもまともな人を指す「ソーラー族」という言葉もあった[14]
  • つ豆」と「やし長二郎」の略だという説。
    • 明治末期に発明されたデザート・みつ豆と、1927年(昭和2年)にデビューした俳優の林長二郎(のちの長谷川一夫)を好む若い女性を指す言葉とする[15][16]
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脚注

関連項目

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