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ミーユエ 王朝を照らす月

2014年の中国のテレビドラマ ウィキペディアから

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ミーユエ 王朝を照らす月』(ミーユエ おうちょうをてらすつき、原題:羋月传、英題:Legend of Mi Yue)は、2015年の中国のテレビドラマ。総製作費58億円。

概要 ミーユエ 王朝を照らす月, ジャンル ...
概要 ミーユエ 王朝を照らす月, 各種表記 ...
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概要

昭襄王の生母にして始皇帝高祖母であり、中国史上初の女性政治家と言われる、宣太后の生涯をモチーフに描いた一代記。

あらすじ

紀元前338年、秦公嬴渠梁(孝公)が没し、太子嬴駟が新たな秦公となった。同じ頃、南方のでは、覇者を示す覇星の誕生の予言のもとに、楚王の庶子として女の子が生まれる。名を月(ユエ)と名付けられた。

主題歌

  • 満月(オープニング)[1]
歌詞:陳濤、作曲:王備、歌:陳思思
  • 伊人如夢(エンディング:1話~67話)[2]
歌詞:何其玲、作曲:阿鯤、歌:霍尊中国語版
  • 西風(エンディング:68話~81話)[3]
歌詞:陳濤、作曲:王備、歌:阿魯阿卓中国語版

登場人物・出演者

要約
視点

主要人物

役名 紹介備考
ミーユエ
(羋月)
[4]
孫儷
(スン・リー)
楚の庶公主→羋姝の侍妾→秦の八子(妃)→義渠王妃→秦の宣太后
楚の威王と向氏の娘。羋槐、羋茵、羋姝の異母妹。羋戎の姉。魏冄の異父姉。秦の昭襄王・嬴稷の母。
聡明で情に厚く、正義感と度胸がある。覇星の予言を受けて生まれ、威后に虐げられる。公主らしい教育をあまり受けられず、少女期はやんちゃな一面があった。羋姝とは仲が良く、父王にも『小虎』と呼ばれ可愛がられる。父王の死後、威后によって羋戎と共に殉葬されそうになるが莒姫の策で免れ、王宮を出て陵墓に仕える質素な少女期を過ごした。羋姝の口添えで王宮に戻ってからは黄歇と相愛の仲になる。羋姝が秦に嫁ぐ際、侍妾として楚を出てから黄歇と駆け落ちする計画を立てたが、翟驪の襲撃に合い、黄歇が死んだと思い込んだまま秦まで向かうことになった。秦では嬴駟に寵愛され、羋姝に嫉妬されるようになる。嬴駟との間に稷を産むが、嬴駟の死後は息子と共に人質として燕へ遣わされ、辛酸を舐めた。武王・嬴蕩の死後、翟驪の妃となりその支援を得て、幼い嬴稷を秦王位につける。その後『太后』という新しい位を名乗り、政治の実権を握る。
投げ鞭で石を飛ばすことと、排簫の演奏が得意。最終回では兵馬俑を作らせている。
宣太后が威王の娘であるという設定はフィクション。史実では恵文王との間に男子三人、義渠君との間に男子二人を産んでいる。
陳景元は、秦始皇帝陵兵馬俑坑は宣太后のために作られたものであるという説を唱え、出土品に書かれた"脾"に似た文字が"月"と"羋"を表しているとし、これを宣太后の名だと主張している[5][6]。ただしこの説を否定する説もある[7]
季冠霖中国語版
劉楚恬中国語版(4-5歳) 劉楚恬
李景児(7-8歳)
柴蔚中国語版(12-13歳) 季冠霖
羋姝 劉涛
(リウ・タオ)
楚の嫡公主→秦の王后→秦の恵文后
楚の威王と威后の娘。羋槐の同母妹。羋茵の異母妹。羋月と羋戎の異母姉。
母后に大切にされ、たおやかな公主らしい公主に育つ。楚ではミーユエと仲が良く、たびたび母后や羋茵から彼女を庇い、黄歇との仲を後押しするなどもした。ミーユエと街に出たときに嬴駟と知り合い、心惹かれる。秦に嫁ぐことが叶い嬴駟との間に嬴蕩を産むが、徐々に寵を失う。ミーユエが嬴駟に寵愛され妊娠したことで、彼女への嫉妬を深めていく。
モデルとなった恵文后は魏姓で、名の記録はない。楚の公主で宣太后と姉妹であるという設定はフィクション。 張艾
李妮妮(6歳)
郝怡霖中国語版(8歳)
嬴駟 方中信
(アレックス・フォン)
中国語版
秦の王→秦の恵文王
嬴華、孟嬴、嬴蕩、嬴稷の父。
その深謀遠慮で秦を発展させた明君。先代の王后を亡くした後、友和を求めて楚にやってくる。この時お忍びで街を散策していてミーユエと羋姝に出会い、羋姝に惹かれ正式に求婚して王后とする。ミーユエのことは、初めは姉思いで口達者な面白い公主だと見ていた。やがてミーユエを一人の女性として愛するようになり、黄歇を忘れられないでいた彼女の心を、時間をかけて癒していった。後宮の争いごとを嫌う。
ミーユエと親しくなるような年頃の娘(孟嬴)を持つ年齢であり、楚の街で出会ったミーユエたち姉妹に『おじさん(老伯)』と言われて気にするような描写がある。
秦としては初めて王号を唱えた君主。 湯水雨
黄歇 黄軒
(ホアン・シュエン)
春申君
戦国四君の一人。幼い頃から太子羋橫の学友として楚王宮に出入りしており、ミーユエと知り合う。彼女と惹かれ合い、羋姝の輿入れを機に駆け落ちをする約束をしたが、翟驪の襲撃からミーユエをかばって崖から落ち、記憶を失くしてしまう。
威王の孫だという説がある。 姜広涛中国語版
谷昊峰(10歳)
丁楠(15-16歳)
翟驪 高雲翔
(ガオ・ユンシャン)
中国語版
義渠王→義渠君
嬴芾の父。
羋姝の輿入れ行列を略奪目的で襲撃した際、姉の身代わりにおとりとしてとび出したミーユエと出会う。彼女を気に入り、たびたび彼女を助けるようになる。嬴駟の死後にミーユエと婚礼を挙げ、義父として嬴稷の秦王即位を助けるが、やがて嬴稷とは不仲になっていく。
名の"驪"は黒馬の意で、ミーユエから『荒馬さん』と呼ばれることがある。死後、驪山の麓に埋葬された。
姓名はフィクション。 范哲琛

役名 紹介備考
威王 趙文瑄
(ウィンストン・チャオ)

羋槐、羋茵、羋姝、ミーユエ、羋戎の父。
覇星の予言に男子の誕生を期待するも、生まれたのが女子のミーユエだったため落胆する。ミーユエのことは庶出の娘として人並みに可愛がり、母の向氏が威后に虐げられていたことを知ると、威后を厳しく叱責した。ミーユエが幼いころに亡くなる。
芒萊
威后 姜宏波中国語版王后
威王の正室。羋槐、羋姝の母。羋茵の養母。
覇星の予言を受けて生まれたミーユエを、わが子の立場を脅かすとして敵視し、事あるごとに虐げる。羋姝がミーユエと親しくすることを良く思っていない。
廖菁
玳瑁 李蓓蕾威后の忠実な侍女。後に羋姝に付いて秦へ赴き、秦でミーユエを虐げる。羋姝には慕われている。
向氏 孫茜中国語版ミーユエ、羋戎、魏冄の母。
元は莒姫の侍妾。ミーユエを産んだことで威后から敵視され、さらに羋戎を産んだために、威后の策で王宮から追放された。このとき威后によって農夫の元に放り込まれ、強姦されて魏冄を産んだ。ミーユエが幼いころに亡くなる。
李世栄
羋戎 李泓良威王の庶公子→華陽君→新城君
威王と向氏の息子。ミーユエの弟。魏冄の異父兄。
ミーユエが秦へ赴いた後も楚に残った。
史実では魏冄の異父弟。
李慶誉(2歳)
李澤鍇(7-8歳)
楼子鉉(11-12歳)
莒姫 蔣欣威王の寵妃。中国語版の公主。ミーユエと羋戎の養母。
幼いミーユエと羋戎を威后から守り、ある策によって亡くなる。
架空の人物。 蔣欣
羋槐 曹征威王の太子→王→懐王
威王と威后の息子。羋姝の兄。羋茵、ミーユエ、羋戎の異母兄。
体臭を気にしている。楚を衰退に導く。
羋茵 徐梵渓中国語版威王の庶公主→燕の宰相夫人
威王と斉の公主の娘。威后の養女。羋槐の異母妹。羋姝、ミーユエ、羋戎の異母姉。
ミーユエを生母の身分が低いと見下す。楚では黄歇に想いを寄せていた。後に年の離れたの宰相に嫁ぎ、燕に来たミーユエたちを虐げる。
架空の人物。 徐梵渓
孫晨熙(8歳)
鄭袖 袁志博中国語版南后
懐王の寵妃。懐王との間に男子・羋蘭を産む。威后と不仲で、威后がミーユエを嫌っていることを知り彼女の肩を持つようになる。
史実では頃襄王の母。南后に封じられた妃と同一人物かについては諸説ある。羋蘭の母については不明。
魏美人 何杜娟中国語版懐王の妃。王から楚に贈られた美女。鄭袖の嫉妬を避けようと、懐王によって章華台に隠されていた。ミーユエと親しくなる。排簫の演奏が得意。 唐燁
羋横 蘇航懐王の太子→王→頃襄王
懐王の息子。黄歇を学友とする。
史実では母は鄭袖。
呉博林(13歳)
周奇中国語版(16歳)
屈原 祖峰大臣
黄歇とミーユエの師。威王と懐王の二代に仕える。
靳尚中国語版 姜峰中国語版宰相
鄭袖と手を組む。屈原と対立する。
摯先生 師春玲医者。ミーユエの出生時に威后に脅される。ミーユエたちには同情的。羋姝に付いて秦へ赴き、ミーユエの出産にも立ち会う。
唐眜 劉奕君中国語版太史令
ミーユエ誕生の直前、覇星の誕生を予言する。当然男子が生まれるものと思っていた威王の怒りを買う。

役名 紹介備考
秦の後宮の位階:王后、夫人[8]、美人、良人、八子、七子、長使、少使
樗里疾 宋佳倫 左相
嬴駟の異母弟。
嬴駟が最も信頼する家臣。兄の没後は、嬴蕩と嬴稷を補佐する。
嬴夫人 蔡雯艶嬴駟の姉。孟嬴の養母。
魏王の太子時代にその妃だったが、魏と秦の間で戦が勃発したときに秦に内通したため、離縁されて秦に戻ってきた。現在は北の離宮に暮らす。ミーユエに目をかける。庸芮と親密。
架空の人物。 楊晨中国語版
魏琰 馬蘇
(マー・スー)
中国語版
嬴駟の妃・魏夫人。嬴駟の先代王后の妹。魏長使、魏頤の親族。嬴華の母。
先代王后亡き後、嬴駟の後宮を取り仕切っていた。息子を王位につけたいと望み、王后として嫁いできた羋姝、その妹ミーユエと対立する。
架空の人物。史実では恵文后の姓が"魏"であり、恵文王の妃の魏夫人が恵文后と諡号されたと考えられている。史実の魏夫人に、名の記録はない。
夫人 肖輝嬴駟の妃。嬴奐の母。
嬴駟の太子時代からの妃。控えめな性格。
架空の人物。それぞれ、出身国の国号に後宮での位階を付けて呼ばれている。
虢美人 陶慧嬴駟の妃。
プライドが高く、羋姝を敵視する。
良人 殷旭嬴駟の妃。嬴封と嬴池の母。
聡明で後宮での立ち回りがうまい。ミーユエと親しくなる。
長使 斕曦中国語版嬴駟の妃。嬴通の母。
控えめで心配性。ミーユエと親しくなる。
李世栄
魏長使 魏一嬴駟の妃。嬴壮の母。
魏夫人の親族で彼女に従う。
葵姑 井星文元は莒姫の侍女。莒姫の死後にミーユエたち姉弟を育て、母親のように慕われる。ミーユエについて秦へ赴き、ミーユエの息子の嬴稷からも祖母のように慕われた。架空の人物。
香児 陳楚月ミーユエの忠実な侍女。
恵児 沈雨 徐佳琦
孟昭氏 徐百慧中国語版楚の令尹昭陽中国語版の姪。羋姝の侍妾。
魏夫人と手を組む。
劉芊含
景氏 劉奕宏景差中国語版の従妹。羋姝の侍妾。
昭氏より慎重な性格。
林蘭
金子(幼少)
嬴華 遅佳橫門君
嬴駟と魏夫人の息子。嬴駟の長子。
母ほどにはミーユエたちを敵視していない。
史実では母は不明。
嬴封 劉紫鳴嬴駟と衛良人の息子。架空の人物。
嬴通中国語版 薛永煜嬴駟と樊長使の息子。
嬴稷と親しい。
曹英睿(7-9歳)
雷昊汶(11-12歳)
嬴壮 高睿(12歳)嬴駟と魏長使の息子。
後に羋姝に養育される。自己主張をしない性格。
史実では母は不明。
黄作燦(15歳)
陳韋辰(20歳)
嬴蕩 巴図嬴駟の嫡公子→太子→王→武王
嬴駟と羋姝の息子。
羋姝に溺愛されてわがままに育ち、たびたび兄弟をいじめる。長じてからは武芸と戦を好み、孟賁烏獲任鄙といった大力の士や、ゴロツキまがいの平民を重用するようになる。
趙毅中国語版
于天陽(2-4歳)
盧慶福源(7-9歳)
楊嘉華(10-12歳)
魏頤 馬思純魏の公主→秦の太子妃→秦の王后→秦の武王后
魏王の娘。魏夫人の姪。嬴蕩の正室。
姓名はフィクション。 閻萌萌中国語版
嬴稷 朱一龍嬴駟の庶公子→王→昭襄王
嬴駟とミーユエの息子。嬴柱の父。
幼いころから聡明な性格。幼くして即位し、ミーユエが政治を後見した。後に翟驪と不仲になり、彼を傍に置く母に反発するようになる。
恵龍
張浩庭(2-3歳)
石悦安鑫(6-8歳)
陳鴻錦(9-12歳)
羋瑶 孫怡中国語版楚の庶公主→秦の王后
楚の懐王と趙美人の娘。ミーユエの姪。嬴稷の正室。
善良で思いやりがあり、料理上手。
モデルは葉陽后中国語版
嬴柱 許路陽嬴稷の息子。ミーユエの孫。 始皇帝の祖父。
嬴芾中国語版 涇陽君
ミーユエと翟驪の息子。
ミーユエが『夢に出てきた恵文王との間に授かった』と主張し、秦の王族として遇されることになる。
史実では恵文王と宣太后の息子。
商鞅 施京明中国語版『商鞅の変法』で秦を強国に導いた政治家。即位直後の嬴駟に命を狙われ身分を隠して逃亡するが、覇星が輝く夜、『商鞅様の命により、旅券の無い者は泊められない』と宿を断られてしまう。史実では死後に遺体が車裂きにされた。 厳燕生中国語版
張儀 趙立新中国語版縦横家
楚で昭陽の門客だったが、和氏の璧を巡る誤解から叩き出される。このときかばわれ医者を手配してもらったことがきっかけで、ミーユエや葵姑たちと友情を築いていく。後に嬴駟に仕え、連衡策を唱える。
口八丁で飄々としたところがある。ミーユエのことは秦でも変わらず尊敬し、嬴駟の死後に彼女たちが燕へ人質に遣わされたことで、秦を見限り故国へ帰った。
趙立新
庸芮中国語版 鞏崢中国語版の貴族。嬴駟の側近で、嬴夫人と親密。ミーユエと親しくなる。 趙嶺
甘茂 金鉄峰右相
羋姝と嬴蕩を支える。
張偉
公孫衍 曹衛宇中国語版大良造
張儀と対立する。
司馬錯 李君峰将軍
魏冄の師。甘茂と対立する。
魏冄 張鈞涵将軍→穣侯→宰相
向氏が王宮を出されていた期間に産んだ息子。ミーユエと羋戎の異父弟。
ミーユエには弟として可愛がられ、共に秦へ赴く。魏夫人の罠に利用され片手の小指を失くしたことがきっかけで、ミーユエによって後宮から出され司馬錯の軍営に預けられた。軍人として功を挙げ、姉を支える。甥の嬴稷にも慕われ、翟驪を巡ってミーユエと嬴稷が揉めた際には、叔父として彼に寄り添った。
史実では羋戎の異父兄。
尹栄浩(5歳)
岳訓宇(9-12歳)
白起 曾虹暢義渠の軍人→武安君→秦の大良造
ミーユエの養弟。
羋姝の輿入れ行列が襲撃された後、ミーユエが姉の身代わりに義渠へさらわれていた期間に出会った少年。幼いころに家族とはぐれてオオカミの群れで育ったため、ミーユエと出会った際には四つん這いで動き言葉も話せない状態で、義渠のヒツジを襲って袋叩きにされていた。ミーユエにかばわれ、『小狼』と呼ばれて姉弟として接される。ミーユエになつき人への警戒心が解けていったが、秦から迎えが来たために彼女と別れてしまう。長じた後、秦へ赴くことを翟驪に願い出て許され、ミーユエを支えるようになる。
史実では秦の出身。
楊硯鐸(9歳)
裘慕遠中国語版(15歳)
穆太監 許文広中国語版嬴駟に仕える宦官の長。出過ぎることはないが嬴駟の扱いがうまく、たびたびミーユエを助ける。
魏丑夫中国語版 黄軒(二役)嬴柱の学友。年老いたミーユエの側仕え。黄歇と瓜二つの容貌を持つ。 姜広涛

役名 紹介備考
孟嬴中国語版 毛俊傑中国語版秦の公主→燕の王后
恵文王の娘。姫脮の正室。
秦でミーユエと出会い友人となるが、後に誤解から彼女を恨むようになる。

姓名はフィクション。

姫職 姫脮と孟嬴の息子。

史実では姫脮の孫。

蘇秦 張瀟恒燕の客卿

史記』内に、姫脮の母中国語版と通じていたという記述がある。

郭隗 牛宝軍宰相
羋茵の夫。わがままで良識のない妻を、しばしばたしなめる。
菱児 餘思瓊羋茵の侍女。
五婆 楊昆中国語版ミーユエと嬴稷を助ける。架空の人物。

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要約
視点
さらに見る 第1話, 覇星の誕生 ...
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脚注

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