トップQs
タイムライン
チャット
視点

ヨウ化エチル

ウィキペディアから

ヨウ化エチル
Remove ads

ヨウ化エチル(ヨウかエチル、: ethyl iodide)は化学式C2H5Iまたは分子式CH3CH2Iで表される有機ヨウ素化合物ヨードエタン: iodoethane)とも呼ばれる。常温で無色の油状液体で、引火性があり61℃以上で空気との爆発性混合気体を生じる。空気との接触や光線により分解し、褐色を帯びる。エタノール・ジエチルエーテルに任意の割合で溶解し、ベンゼンエーテル四塩化炭素にも溶ける。また、グリニャール試薬であるEtMgIの前駆体であり、エーテル中でマグネシウムと反応させるとこれを得ることができる。

概要 ヨウ化エチル ethyl iodide, 識別情報 ...
Remove ads

製法

要約
視点

赤リンと無水エタノールの混合物にヨウ素を加え、これを加熱するとヨウ化エチルが生成される。これは不安定なヨウ化剤である三ヨウ化リンin situで生成し、下に示す発熱反応が起きるためである。

この操作で得た反応混合物を蒸留をし、ヨウ素リン酸を除去して精製を行うと目的物を得ることができる。

Remove ads

参考資料

  • 松岡敬一郎『ヨウ素綜説(第二版)』霞ヶ関出版、1992年。ISBN 9784760301355
  • 国際化学物質安全性カード ヨウ化エチル ICSC番号:0479 (日本語版), 国立医薬品食品衛生研究所, (2004-04), https://chemicalsafety.ilo.org/dyn/icsc/showcard.display?p_card_id=0479&p_version=2&p_lang=ja 2009年9月28日閲覧。
Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads