トップQs
タイムライン
チャット
視点

ヨーゼフ・マイゼダー

オーストリアのヴァイオリニスト、作曲家 (1789-1863) ウィキペディアから

ヨーゼフ・マイゼダー
Remove ads

ヨーゼフ・マイゼダー(Joseph Mayseder[注 1] 1789年10月27日 - 1863年11月21日)は、オーストリアヴァイオリニスト作曲家

概要 ヨーゼフ・マイゼダーJoseph Mayseder, 基本情報 ...

生涯

幼少期から音楽の才能を示したマイゼダーはヨーゼフ・ズッヒェ(1797年)、パヴェル・ヴラニツキー(1798年)、イグナーツ・シュパンツィヒに師事した。11歳までにはウィーンアウガルテンにて催された公開演奏会で演奏を披露していた。作曲の指導はエマヌエル・アロイス・フェルスターから受けている。

1810年にウィーン宮廷歌劇場コンサートマスターに任用された。1816年にはホーフブルク宮殿礼拝堂管弦楽団のヴァイオリン独奏者となり、1836年からは同団を指揮するようになった。四重奏団の奏者として一流であり、自らの楽器を教え、作曲も行った。門下からは高い尊敬を集めるハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストらが輩出している[1]

マイゼダーは多くの賞や名誉会員の座を得ている。ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミアの会員に選ばれているが、これはフランツ・リストらに並ぶものである[2]。1862年にはフランツ・ヨーゼフ勲章英語版のナイト・クロスに叙されたほか、ウィーン楽友協会英語版の名誉会員にも選出されている。また、アントン・ディアベリが企画した変奏曲集にも参加している。

死後、亡骸はウィーン中央墓地の名誉の墓に埋葬された。彼の名を取って1876年にウィーンのインネレシュタットにマイゼダーガッセ(マイゼダー小路)が誕生した。

Remove ads

主要作品

演奏会用作品

  • ヴァイオリン協奏曲 作品22、26、28
  • ヴァイオリンと管弦楽のためのディベルティメント 作品35、39
  • Varié Concerto 作品43
  • ヴァイオリンと管弦楽、または弦楽四重奏のための華麗なるロンド 作品21、27、29、30
  • ヴァイオリンと管弦楽、または弦楽四重奏のためのAirs variés 作品18、23、33、40[注 2]、45

弦楽四重奏曲

  • イ長調 作品5
  • ト短調 作品6
  • 変イ長調 作品7
  • ヘ長調 作品8(Quatuor Brilliant
  • ニ長調 作品9
  • ト長調 作品23
  • 嬰ヘ短調 作品62
  • ニ長調 作品66
  • 第2ヴァイオリン、ヴィオラとチェロの伴奏つき主題と変奏 作品1、4、15

弦楽五重奏曲

  • ロ短調 作品50
  • イ短調 作品51
  • ニ長調 作品55
  • 変ホ直方 作品65
  • ホ短調 作品67

ヴァイオリンとピアノ

  • ソナタ 作品10
  • ソナタ 作品42

ピアノ三重奏曲

  • 変ホ長調 作品34
  • ヘ長調 作品41
  • ヘ長調 作品51
  • 変イ長調 作品52
  • 変奏曲 作品57
  • ホ短調 作品58(1843年)
  • ト長調 作品59(1844年)

ピアノ四重奏曲

  • ヘ短調 作品24
  • 57の協奏的変奏 ニ長調 作品57
  • 『バーデンの思い出、協奏的変奏形式による音楽の花輪』 作品63

教会音楽

  • ミサ曲 変ホ長調 作品64(1848年6月、ウィーン宮廷礼拝堂)
Remove ads

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads