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リガ型フリゲート

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リガ型フリゲート
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リガ型フリゲート(リガがたフリゲート、英語: Riga class frigate)は、旧ソ連海軍ロシア海軍が運用していた警備艦の艦級に対して付与されたNATOコードネーム。旧ソ連海軍での正式名は50型警備艦ロシア語: СКР проекта 50)である。また、役割から護衛艦に分類されている場合もある。

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Karl Marx、1974,10/7Rostockで撮影
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Hämeenmaa1983フィンランド湾で撮影
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概要

本型は、先行するコラ型フリゲートの小型化・廉価版として開発された。コラ型は、従来のソ連海軍警備艦に比して大型の艦体に、排水量の割に強力な兵装を搭載した優秀な戦闘艦であったが、コストの高さが問題視されていた。このことから、本型では排水量にして約200トン小型化するとともに、B-34 100mm単装両用砲を1基撤去した。また対潜迫撃砲も、コラ型ではロケット爆雷を使用する先進的なRBU-900が搭載されていたのに対し、やや旧式のRBU-600(イギリス製ヘッジホッグの射程延伸版)とされている。

これらのコスト低減策が奏功したのか、コラ型の建造が8隻で打ち切られたのに対し、リガ型は68隻の同型艦が竣工しその中から22隻が同盟諸国に供与された。更に中国で独自の発展を遂げるが、その原型が保管されている以外は80年代以降殆どが退役したと思われる。

同型艦一覧

要約
視点

41隻がカリーニングラード、20隻がムィコラーイウ、7隻がコムソモルスク・ナ・アムーレで建造された。

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同盟諸国供与艦一覧

 ブルガリア海軍
3隻 - ≪Смели≫≪Кобчик≫≪Бодри≫
 中国人民解放軍海軍
4隻 (5隻) - 50年代、中国名6601型(成都級)としてノックダウン生産される。その後中ソ対立の影響から、6601型をリバースエンジニアリングして065型(江南型)が生産される。さらに江南型を元に独自に053K型(江東型)053H型(江滬I型フリゲート)を開発した。
 人民海軍
4隻 - (エルンスト・テールマン, カール・マルクス, カール・リープクネヒト, フリードリヒ・エンゲルス
 フィンランド海軍
2隻 - ヘメンメアウーシマー
 インドネシア海軍
8隻 - ≪Slamet Rijari≫≪Jons Sudarso≫≪Ngurah Rai≫≪Mongin Sidi≫≪Nuku≫≪Hang Tuan≫≪Kaki Ali≫≪Lambung Mangkurat≫
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参考文献

関連項目

外部リンク

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