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リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル
メキシコのプロ野球リーグ ウィキペディアから
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リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(スペイン語: Liga Mexicana de Beisbol、略称: LMB)は、メキシコ合衆国で春から秋にかけて開催されるプロ野球リーグである。日本のメディアではメキシカンリーグと表記されることもある。
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概要
リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルには、メキシコ国内の各都市を本拠地とする18チームが参加しており、4月から9月にかけてレギュラーシーズンが開催される。シーズンの最後に開催される優勝決定シリーズはセリエ・デル・レイ(Serie del Rey)と呼ばれる。
メジャーリーグベースボール(MLB)に所属する特定のMLB球団との提携関係はないが、1955年から1966年まではマイナーリーグのAA級、1967年から2020年まではAAA級のステータスが与えられていた。2021年のマイナーリーグ再編に伴いMLB機構から切り離され、現在では独立したプロ野球組織となっている。外国人枠の制限が存在し、多くの所属選手はMLBを目指してプレーしている。
MLB、NPB、KBOに次ぐレベルと言われており、平均観客動員や実力においてCPBLと同程度の評価を受けている[2][3]。
歴史
リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルは1925年に創設され、日本やキューバと同様に組織化された[4]。
1946年、リーグ会長で富豪のホルヘ・パスケルがアメリカのメジャーリーグやニグロリーグの選手を多額の年俸で引き抜いてメジャーリーグと張り合おうとした。MLB側は移籍した選手を永久追放すると決めたが、マックス・ラニアーなど約20人がリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルへ移った[4]。しかし選手らは貧弱な設備や生活環境の違いに音をあげて早々に帰国し[4]、結局財政難からこの目論見は挫折した。メジャー側が選手の引き抜きを恐れてマイナーのアソシエーションに組み込んだ。
しかし、この間に球団数は増え、その後1970年代までに16球団に拡張、2021年には18球団に拡張され、現在は南北の2リーグ制で実施されている。地区交流戦の試合数は現在の日本のプロ野球の交流戦の割合より少なく、シリーズは地区優勝チームが対戦する。
2006年6月、WBCが行われたサンディエゴのペトコパークにおいて、サンディエゴ・パドレスと業務提携を結んでいるティフアナ・コルツとメキシコシティ・レッドデビルズの公式戦が行われた。それ以前にもヒューストンのアストロドームで公式戦開催の前例もある。また米墨国境の都市であるヌエボ・ラレドを本拠地とするオウルズはリオ・グランデ川の対岸にあるアメリカ側の町のラレドで公式戦の3分の1を開催していた。
2019年7月より同リーグに所属する全チームで背番号「34」が永久欠番に指定された。これは1980年代にMLBで活躍したメキシコ人投手フェルナンド・バレンズエラを顕彰する為である。
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試合方式
参加チーム
要約
視点
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補足
- メキシコではチーム名が都市名とセットで固定になっていることが多い。球団が移転すると資本的な系譜と関係なく、その都市に以前あったチームのニックネームをつけることが多い。例えば、アグアスカリエンテスはリエレロス(レイルロードメン)、コルドバはカフェテロス(コーヒーグローワズ)という愛称が固定して、他の都市にあったチームがこちらの都市に移転すると前のニックネームを捨て、リエレロスやカフェテロスを名乗る。
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チーム別優勝回数
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脚注
関連項目
外部リンク
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