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ルナ (映画)
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『ルナ』(La Luna)は、1979年のイタリア、アメリカ合作映画。
解説
父と死別した少年とその母の旅路を通して、親子の交流を描くヒューマンドラマ。
ストーリー
突然の事故で夫を失った世界的オペラ歌手カテリーナは、思春期を迎えた息子ジョーを伴ってニューヨークから公演先のイタリアへ移り住む。仕事などが忙しく、息子の誕生日を忘れていた母親に背を向けたジョーは、麻薬に手を染める。禁断症状に苦しむジョーを前になすすべのないカテリーナは、息子を胸に抱き、その股間へと手を伸ばす……。カテリーナはジョーを連れて車でドライブに出かけるが、途中でケンカして置きざりにされてしまう。再会したジョーにカテリーナは実の父親の存在を話し、会わすことにする。ジョーはその男の職場を訪れた後、帰宅する彼の後を尾行していく。男は、自分の母親と共に海辺の家に暮らしていた。ジョーは自分の名を名乗らずに「あんたの息子は麻薬中毒で死んだ」と伝える。祖母はジョーを孫ではないかと気づく.....。
キャスト
スタッフ
- 監督:ベルナルド・ベルトルッチ
- 製作:ジョヴァンニ・ベルトルッチ
- 原案:フランコ・アルカッリ、ベルナルド・ベルトルッチ、ジュゼッペ・ベルトルッチ
- 脚色:ジュゼッペ・ベルトルッチ、クレア・ペプロー、ベルナルド・ベルトルッチ
- 英訳:ジョージ・マルコ
- 音楽:エンニオ・モリコーネ
- 撮影:ヴィットリオ・ストラーロ
- 編集:ガブリエラ・クリスティアーニ
- 衣装:リーナ・ネルリ・タヴィアーニ
- 提供:フィクション・シネマトグラフィカS.P.A、20世紀フォックス
反応
評論家ロジャー・イーバートは、ベルトルッチについて「ソープオペラとフロイト的症例(この二者はその性質上伝統的に対立する敵同士なのだが)を手に取り、力づくで交尾せしめた」として星2つをつけた[1]。
アンジェラ・カーターは、ジル・クレイバーグのパフォーマンスについて、ロンドン・レビュー・オブ・ブックスで「ジル・クレイバーグは、声帯によって偉大なヨーロッパの監督と共演する機会を掴み、生の生命力といった感のある印象的なパフォーマンスを見せた」と評した[2]。
ロシアの映画監督アンドレイ・タルコフスキーは、1979年9月7日付けの日記に「ベルトルッチの『ルナ』を見た。醜悪で、安っぽく、下品なゴミだ」と記した[3]。
脚注
外部リンク
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