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レクサス・LM

レクサスのミニバン型乗用車 ウィキペディアから

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LM(エルエム、Lexus LM)は、トヨタ自動車が展開する高級車ブランドレクサスが販売しているFセグメント高級ミニバンである。製造はトヨタ車体いなべ工場が担当している。

日本国内では2023年10月19日に2代目モデルが導入された[1]

概要

レクサス初のミニバンであり、セダンのLS、クーペのLC、SUVのLX、ヨットのレクサスLYに次ぐ5番目のフラッグシップモデルでもある[2]

トヨタブランドから発売されているアルファード/ヴェルファイアとボディシェルを含めたプラットフォームとエンジンミッションを共有する兄弟車種であるが、細部にわたる設計や品質は、吸音材の違いによる静粛性の差異や内外装の製造基準など、全般においてLMの方が高い。

初代 AH30型(2020年 - 2023年)

要約
視点
概要 レクサス・LM(初代) GGH31/AYH36型, 概要 ...
  • 2019年4月に開催された上海モーターショー2019 で世界初公開し、「LM350」と「LM300h」の2グレードを発表。
  • 2019年6月には、特許庁(日本)に「LM350」「LM300h」を商標出願している。
  • 2020年2月24日に中国市場で発売された他、インド市場でも150~200台限定で「LM300h」が販売される予定[4]

グレード

現在中国ではLM300hの7人乗りと4人乗りの2グレード構成で販売されている。両者の外観に差はなく、内装によって差別化されている[5]

LM300h 七座雋雅版

アルファード、ヴェルファイアの「Executive Lounge」に相当する装備をもったグレード。2+2+3の7人乗り。価格は116万6000元(約1800万円)。

LM300h 四座御世版(Emperor Suite)

アルファード、ヴェルファイアのモデリスタコンプリート車「Royal Lounge」に相当する装備を持ったグレード。しかし、「Royal Lounge」の液晶ディスプレイが24インチであるのにに対し、こちらは26インチであり、専用設計となっている。2+2の4人乗りで、7人乗りグレードとの大きな違いは前後席間にパーテーションが装備されている点である。また、パーテーションには先述の液晶ディスプレイや前後席連絡用の窓、サウンドシステムなどが装備されている。前後席連絡用の窓は、スイッチ操作でスモークをかけることが出来る他、開閉できる。

価格は146万6000元(約2200万円)。

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2代目 AW10型(2023年 - )

要約
視点
概要 レクサス・LM(2代目) TAWH15W型, 概要 ...

2023年4月18日に上海モーターショーで2代目のプロトタイプが世界初公開された。販売地域が中国台湾東南アジアインド等に限定された初代モデルとは異なりグローバル市場に導入され、日本市場へは同年秋に導入されることが発表された[6]

同年10月19日に日本仕様が正式発表された(同日より注文受付開始、12月下旬頃発売)[1]。当初、日本仕様はインタークーラーターボ付の2.4LダイナミックフォースエンジンであるT24A-FTS型に、6速ATに変更されたトランスミッションとモーターを一体化したフロントユニット、高出力モーター「eAxle」を搭載したリアモーターで構成されたハイブリッドシステムを備え、四輪駆動システム「DIRECT4」を採用した4人乗り仕様のLM500h"EXECUTIVE"のみだったが、2024年5月9日に6人乗りの"version L"が設定された[7]

このモデルでは、ほかの次世代LEXUS車(NXLXRXRZLBX)と同様に紙カタログではギャラリーのStyles、グレードや装備・スペックのみ掲載するSelections、簡易的な掲載のLexus Dealer Optionの3部構成になり、その他の詳細などはホームページで見る形式になった[注釈 1]

2025年7月17日に日本仕様の一部改良を発表(8月1日発売)[8]。リアタイヤからのロードノイズやバックドアからの振動音の軽減を図るため、リアホイールハウスやバックドアまわりに制振材や吸音材を追加・拡大。また、各種室内照明の上限が上がった。

LM500h"EXECUTIVE"
初代の4人乗り仕様同様に、リア席前方に大型ワイドディスプレイと一体となったパーティションが装備されているが、2代目ではワイドディスプレイが48インチに大型化。リアシートエンターティンメントシステムが備わり、画面表示はセンター1画面(シングル)、左右2画面(ダブル)、横長1画面(フルスクリーン)の切り替えが可能。ディスプレイの下には中央に冷蔵庫、左右にグローブボックスが装備されるほか、左右サイドにはアシストグリップやシューホーン/傘立ても配置されている。
2025年7月の一部改良では、上記の内容に加え、スイッチ類を従来のリアオーバーヘッドコンソールからリアセンターコンソールへ移動され、リアセンターコンソールにはスマートフォンや小物などを置くためのトレイを新設。スイッチの移動に伴い、リアオーバーヘッドコンソールにはダウンライトが新たに設けられた。
ボディカラーはソニッククオーツ、ソニックチタニウム、グラファイトブラックガラスフレーク、ソニックアゲートの4色を設定。内装色はサテンカッパーの内装加飾が施されたソリスホワイトとサテンシルバーの内装加飾が施されたブラックの2色が設定される。
価格は発売当初税込2,000万円だったが、2025年7月の一部改良に伴って10万円値上げされ、税込2,010万円となった。
LM500h "version L"
2024年5月に追加された6人乗りグレード。価格は、"EXECUTIVE"に比べ税込1,500万円と大幅に安くなっている。リアシートエンターティンメントシステムが割愛された代わりに、マルチポジションスペースアップシートを3列目に採用。3列目のシート素材も前席シートと同じセミアニリン本革を使用している。バックドア開口部にはセカンドシート操作スイッチを設定し、操作してシートを動かすことで干渉させること無く3列目シートを跳ね上げ、ラゲージスペースを拡大することができる。
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脚注

関連項目

外部リンク

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