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レタウニツァ・ブラトウ・ゴリシェク
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レタウニツァ・ブラトウ・ゴリシェク(Letalnica bratov Gorišek、「ゴリシェク兄弟フライングジャンプ台」の意味)はスロベニア北西部プラニツァに位置するスキージャンプ/スキーフライング競技場。2011年にノルウェーのヴィケルスンジャンプ競技場が改修されるまでは世界最大のジャンプ台で、ここの最長飛距離が世界記録とされていた。その当時のK点は185m、ヒルサイズは215mであった。また現在でもスキーフライングという種目を象徴するジャンプ台として聖地的存在となっている。
例年3月にスキージャンプ・ワールドカップの最終戦シリーズが行われるほか、スキーフライング世界選手権が過去8回行われている。
2014/2015年シーズンのスキージャンプ・ワールドカップの最終戦シリーズで改修されたK点200m、ヒルサイズ225mのジャンプ台で公式戦が行われた。FISの認証は2015年3月12日に行われている[1]。
2018年からヒルサイズの値は240mに変更された。
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ジャンプ台の歴史
プラニツァで最初のジャンプ台は1930年、ポンツァ山の斜面に建設された。 1934年、スタンコ・ブロウデクが巨大なジャンプ台(ブロウトコヴァ・ヴェリカンカ)を建設、ここで 1936年3月5日、史上初めて100 mを超えるジャンプがヨーゼフ・ブラドルによって記録された。
1969年、この隣にブラドとヤネスのゴリシェク兄弟の設計によるK点185 mの新しいジャンプ台が完成し、兄弟の名が冠された。 年々飛距離が伸び、1985年にマッチ・ニッカネンが191 mを飛んで以降はここでの記録が世界記録であり続けた。
1994年の改修ではカンテを10m後方に下げてランディングバーンの最初の部分を延長する工事が行われた。これにより従前最大15mに達して危険だった高い飛行曲線の軽減に成功した。
2005年にはビヨーン・アイナール・ローモーレンが239 mを飛んで世界記録としたが、2011年2月、ノルウェーに完成した世界最大、HS 225 mのヴィケルスンのフライングヒルでヨハン・レメン・エベンセンが246.5 mを記録してこれが世界記録となった。
2015年3月20日にHS 225 mの新生ジャンプ台のこけら落としとして行われたワールドカップ第34戦でペテル・プレヴツが248.5 mを記録。
2019年3月24日、2018/19ワールドカップ第28戦(シーズン最終戦)に於いて、小林陵侑(日本/土屋ホーム)が1本目に252mを記録してバッケンレコードを更新した[2]。
2025年3月30日、2024/25ワールドカップ第29戦(シーズン最終戦)に於いて、ドメン・プレヴツが2本目に254.5mを記録し、バッケンレコードと世界記録を更新し[3]、プラニツァとしてもヴィケルスンから15年ぶりに世界記録を奪還した。
かつては200m、現在ではヒルサイズを超えるジャンプが出ると、1979年にスキーフライング世界選手権がここで開催された際に公式テーマソングとして作られた、アンサンベル・ブラトウ・アヴセニクの「プラニツァ・プラニツァ」が場内に流れるのが名物の一つとなっている。



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ジャンプ台の概要
- レタウニツァ・ブラトウ・ゴリシェク K=200・HS=240
- インラン(助走路)長:133.8 m
- インラン(助走路)傾斜:35.1°
- 設計踏切速度:30.0 m/s(108 km/h)
- カンテ高さ:2.93 m
- カンテ長さ:8.0 m
- カンテ傾斜:11.25°
- ヒルサイズ:240 m
- K点:200 m
- カンテからK点までの垂直距離h:102.00 m
- カンテからK点までの水平距離n:170.45 m
- 滑空比h/n:0.600
- K点における傾斜:33.2°
- アウトラン長:130.0 m
併設ジャンプ台
- ブロウトコヴァ・ヴェリカンカ ラージヒル K=125・HS=138、ノーマルヒル K=95・HS=100
- ムワディンスキ・スカカウニツィ・プラニツァ ミディアムヒル K=72・HS=80 / K=56・HS=61
- K=41・HS=45
- K=28・HS=30
- K=13・HS=15
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バッケンレコード
- バッケンレコード(ジャンプ台記録)の変遷
- 飛距離は最長ながら転倒により非公認となった記録
優勝者一覧
要約
視点
この一覧は1969年レタウニツァ・ブラトウ・ゴリシェク開場以降の国際大会のトップスリーである。及びに依る。
プラニツァスキーフライング週間
スキーフライング世界選手権
ワールドカップ
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外部リンク
脚注
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