トップQs
タイムライン
チャット
視点
ロック・オブ・エイジズ (ザ・バンドのアルバム)
ウィキペディアから
Remove ads
『ロック・オブ・エイジズ』(Rock of Ages)は、カナダ出身のロック・バンドであるザ・バンドが1972年に発表した通算5作目のアルバムである[1]。彼等の初のライヴ・アルバムとして2枚組で発売された。
Remove ads
解説
経緯
ザ・バンドは1971年12月27日から31日まで4夜連続で、ニューヨークのアカデミー・オブ・ミュージックでコンサートを開催することになった。彼等はこれらのコンサートにホーン・セクションを導入することに決め、同年9月に発表した4作目のアルバム『カフーツ』(1971年)に招いたアラン・トゥーサン[2]に再び編曲を要請した[3]。また友人だったジャズ・ミュージシャンのハワード・ジョンソンをマスターに5人のホーン・セクションを編成することになった[3]。
トゥーサンはコンサートの10日前にニューオーリンズからザ・バンドの本拠地であるニューヨーク州ウッドストックに来たが、編曲の為に数週間に亘って書き溜めていた楽譜が入ったブリーフケースをニューヨーク州の空港で盗まれてしまった。彼は到着早々大急ぎで編曲を再開し、数日後には両耳に感染症を患ったものの、クリスマスが終わる頃まで完成させた[4]。
ジョンソンとジョン・サイモンによって4名のミュージシャンが集められて、ザ・バンドのメンバーを含む全員がロングアイランドのUltra-Sonic Recording Studiosでのリハーサルに臨んだ[5]。
内容
収録曲17曲の内訳は以下の通り。
- アルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』(1968年)から4曲
- アルバム『ザ・バンド』(1969年)から5曲
- アルバム『ステージ・フライト』(1970年)から3曲
- アルバム『カフーツ』(1971年)から1曲
- 未発表曲2曲[注釈 1]
- カバー2曲
11曲が、ホーン・セクションを含む10人編成で演奏される[6]。
CD再発盤(Capital Records 72435-30181-2-2)[7]にはボーナス・トラックとして、最終日のアンコール[注釈 2]にゲスト出演したボブ・ディラン[8]の4曲を含む10曲が追加された。
Remove ads
収録曲
要約
視点
オリジナルLP
CD
Capital Records 72435-30181-2-2[注釈 3]
Remove ads
参加ミュージシャンほか
- リック・ダンコ Rick Danko – ベース、ヴォーカル、フィドル
- リヴォン・ヘルム Levon Helm – ドラムス、ヴォーカル、マンドリン
- ガース・ハドソン Garth Hudson – オルガン、クラビネット、アコーディオン、テナーサクソフォーン・ソロ、ソプラノサクソフォーン・ソロ
- リチャード・マニュエル Richard Manuel – ピアノ、ヴォーカル、ドラムス
- ロビー・ロバートソン Robbie Robertson – ギター、ヴォーカル
- スヌーキー・ヤング Snooky Young – トランペット、フリューゲルホルン
- ハワード・ジョンソン Howard Johnson – バリトンサクソフォーン、チューバ、ユーフォニアム
- ジョー・ファレル Joe Farrell – テナーサクソフォーン、ソプラノサクソフォーン、イングリッシュホルン
- アール・マッキンタイア Earl McIntyre – トロンボーン
- J.D. パロン J.D. Parron – アルトサクソフォーン、E-フラット クラリネット
- ボブ・ディラン Bob Dylan – ヴォーカル、ギター(CD Disc Two 7‐10)
Live At The Academy Of Music 1971 (The Rock Of Ages Concerts)
2013年、"Live At The Academy Of Music 1971 (The Rock Of Ages Concerts)"が発売された[9][10]。
脚注
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads