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ロバート・ギャロ
研究者 ウィキペディアから
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ロバート・ギャロ(Robert Charles Gallo, 1937年3月23日 - )は、アメリカ合衆国のウイルス学者である。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が、後天性免疫不全症候群を引き起こす要因であることを発見し、血液検査によるHIV検査方法を開発したことで知られている。
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来歴
メリーランド大学教授、アメリカ国立がん研究所所属。コネチカット州ウォーターバリー出身。
1963年、トーマス・ジェファーソン大学で医学博士号取得した。1976年、インターロイキン-2というT細胞増殖因子を発見した。1980年には、セザリー症候群に罹患したカリブ海の黒人から、のちにヒトTリンパ好性ウイルス(HTLV-2)と命名されるレトロウイルスを分離した[1]。1986年、 ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)を発見した[2]。
1984年以降、HIVの発見をめぐり、パスツール研究所のリュック・モンタニエと激しく争ったことが知られている。後に両者が共に発見者であるとして政治決着したが、ノーベル生理学・医学賞の受賞はならなかった(2008年にモンタニエが受賞)。
主な受賞歴
- 1982年 アルバート・ラスカー基礎医学研究賞
- 1983年 レオポルド・グリフエル賞
- 1985年 ディクソン賞医学部門
- 1986年 ラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞
- 1987年 ガードナー国際賞
- 1988年 日本国際賞[3]
- 1990年 カール・ラントシュタイナー記念賞
- 1997年 ウォーレン・アルパート財団賞
- 1999年 パウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞
- 2000年 アストゥリアス皇太子賞 学術・技術研究部門
- 2009年 ダン・デイヴィッド賞
自伝
- 『ウイルスハンティング―エイズウイルスとの邂逅』 山口一成 訳、羊土社 1993年 ISBN 978-4-89706600-4
脚注
参考文献
関連項目
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