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ローマ市電9100形電車

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ローマ市電9100形電車
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ローマ市電9100形電車(ローマしでん9100がたでんしゃ)は、イタリア首都ローマ路面電車ローマ市電)で使用されている車両。車内の大部分がバリアフリーに適した低床構造となっており、「シティウェイI(Cityway I)」や「ローマI(Rome I)」とも呼ばれる[1][3][4][2][6]

概要 ローマ市電9100形電車 "シティウェイI", 基本情報 ...
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概要

1996年、ローマ市電を運営するATACは、2000年までの路面電車網の近代化や拡充を目標に、フィアットフィアット・フェロヴィアリアイタリア語版、現:アルストム)との間に28両の路面電車車両の導入を交わした。この契約を基に製造が実施されたのが9100形である[1][3][4]

両運転台式の5車体連接車で、車端に回転軸が存在する動力台車を設置した前後車体、車軸を持たない独立車輪式付随台車を備えた2つの全長2,000 mmの小型中間車体、集電装置を備える一方で台車が存在しないフローティング構造の中間車体(全長5,450 mm)で編成が構成される。車体はモジュール構造で設計が行われており、運用コストやメンテナンス頻度の削減が図られている。車内は車体前後を除いた全体の75 %が床上高さ350 mmの低床構造になっており、車椅子用のフリースペースが2箇所設置されている他、車内にはローマ市電向け車両として初めて空調装置が完備されている[1][3]

最初の車両が試運転を開始したのは計画よりも遅れた1998年11月で、翌12月から定期運転を開始し、1999年までに全28両(9101 - 9128)が導入された。ただし1両が2001年に事故で廃車となったため、2023年時点で在籍しているのは27両となっている[3][4][7]

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脚注

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