トップQs
タイムライン
チャット
視点

三匹荒野を行く

ウィキペディアから

Remove ads

三匹荒野を行く』(原題:The Incredible Journey)は、カナダの作家シーラ・バーンフォード英語版1961年イギリスで出版した児童書、およびそれを原作としたウォルト・ディズニー製作の実写によるアメリカ映画である。固い絆で結ばれた2匹と1匹を主人公として、彼らが協力して飼主であるハンター教授、子供のピーターとエリザベスの元に戻るまでの冒険物語である。

書籍は各種の文学賞を受賞して、また、アメリカ、イギリス、カナダでベストセラーとなった[1]。また、ドイツ、フランス、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェーなどで翻訳刊行された[1]

あらすじ

舞台はカナダのオンタリオ州の大自然である。若くて勇敢なラブラドールのルーア、勇敢で忍耐強いが、年老いて左目が見えなくなった11歳のブルテリア犬のボジャー、そしてサファイア色の目とチョコレート色の前足を持つシャム猫のテーオの3匹の冒険談である。飼い主のジム・ハンター教授は大学の講義のために一家4人でイングランドに出かけたため、3匹を自宅から300キロメートルも離れたジョン・ロングリッジの家に預けていた。

しかしジョンが、3週間の鴨狩りの旅行に出かけることになり、留守にしてしまった。その間に残された3匹は寂しさに耐え切れず、本当の主人であるハンター家に戻る旅に出てしまう。固い絆で結ばれた3匹が、大自然の中を長くて厳しい冒険を続けることになる。時には熊と戦ったり、時には猟銃に追われたりするなどの困難に遭遇した。途中で激流にのまれテーオと離れ離れになったが、やがて合流し、最終的にはハンター家の息子ピーターの誕生日に3匹は一家のもとに戻ることで物語が完結した。

Remove ads

受賞

翻訳

  • 『三びき荒野を行く』(1965年)山本まつよ訳、あかね書房「国際児童文学全集10」
  • 『三匹荒野を行く』(1972年)辺見栄訳、集英社「世界の動物名作1」
  • 『信じられぬ旅』(1965年)藤原英司訳、集英社「コンパクト・ブックス」※のちに集英社文庫で刊行

映画

概要 三匹荒野を行く, 監督 ...

1963年に公開。映画内の3匹は台詞を一切しゃべらず、ナレーターが状況を説明するスタイルである。1993年には『奇跡の旅』のタイトルでリメイクされた。

公開の2か月前に死去したオリバー・ウォレスが、最後に映画音楽を担当した作品となった。

キャスト

さらに見る 役名, 俳優 ...
  • TBS版:1979年5月5日放送。

※ 日本語吹替は上記の他、劇場公開版も存在する。

スタッフ

  • 製作:ウォルト・ディズニー
  • 監督:フレッチャー・マークル
  • 野外プロデューサー:ジャック・クーファー
  • 共同製作・脚本:ジェームズ・アルガー
  • 原作:シーラ・バーンフォード
  • 撮影:ケネス・ピーチ
  • 音楽:オリヴァー・ウォーレス
Remove ads

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads