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二分間の冒険

岡田淳による児童文学 ウィキペディアから

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二分間の冒険』(にふんかんのぼうけん)は岡田淳による児童文学。「日本屈指のファンタジー小説」と称される[1]

概要 二分間の冒険, 著者 ...

概要

「魔法の世界」に迷い込んだ主人公の小学生が、竜と戦う王道のファンタジー小説である[2]。1985年の発売以来、多くの子どもたちに読み継がれている作品である[1][2]

「若さと老い」、「時間」をテーマにしており、読者は読み進めながら主人公と一緒に考えて「なぞかけ」の答えを探すことになる[2]

第2回(昭和60年度)うつのみやこども賞を受賞[3]

発行部数は35万部を超えており[要出典][いつ?]

あらすじ

体育館で作業をしているときにかおりが「とげぬき」を拾い、は作業をサボれると喜んで「とげぬき」を届けに保健室に向かう[4]。先生からは2分間以内に戻るよう言われた[4]

保健室への途中、悟は黒猫のダレカと出会う[4]。ダレカは、悟の持つとげぬきで見えないトゲを抜いてくれと頼み、代わりに悟の願いをかなえるという[4]。考える時間が欲しかった悟は、その旨をダレカに言うと、ダレカはそれが悟の願いだとして、悟を魔法の世界へと送り込んでしまった[4]

現実世界に戻るには、魔法の世界のどこかに隠れているダレカを探し出すことであった[4]。この魔法の世界では悟が老人になるくらいの時間が経っても、現実世界では2分間が過ぎるくらいだという[4]。ダレカは、自分は「魔法の世界でいちばんしたたかなものの姿をしている」というヒントを残して姿を消した[4]

深い森の中で、悟は同じ学校の6年生10数人と合流するが、彼らは顔や名前が同じでも別の世界の人間であり、誰も悟のことを知らなかった[4]。この世界では2か月に1度、子どもが2人で「竜の館」へ行くことになっているらしい[4]。竜と戦うため、あるいは竜のいけにえになるためだった[4]。悟は、その役割をかおりと共に押し付けられてしまう[4]

「竜の館」では男女30組の子どもたちが集まっていて、毎晩1組ずつ、竜と対決するのだった[4]

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登場人物

悟(さとる)
主人公[2]。小学6年生[2]
かおり
小学6年生。
ダレカ
黒猫。

書誌情報

オーディオドラマ

NHK-FM放送の『青春アドベンチャー』枠で、2012年9月24日から同年10月5日に全10回のオーディオドラマが放送された。各話15分[5]2015年10月19日から同年10月30日に再放送されている[5]

スタッフ[5]
  • 脚色 - 佐藤ひろみ
  • 演出 - 木村明広
  • 技術 - 山田顕隆
  • 音響効果 - 佐藤あい、武生壮史 
  • 選曲 - 石原慎介
出演[5]
田村睦心桑島法子今井朋彦清水綋治壤晴彦高戸靖広鈴木真仁浅野真澄渡辺明乃川澄綾子日野未歩杉浦奈保子油井昌由樹光枝明彦若林哲行宮内順子三谷悦代藤元英樹平林靖子薬丸夏子

舞台化

2019年に舞台化され、KAAT神奈川芸術劇場にて「KAAT キッズ・プログラム」の一環として上演された[1]

上演台本、演出は山本卓卓、出演は百瀬朔ほか[1]

2020年7月にも「KAATキッズ・プログラム2020」の一環として上演が予定されていたが、コロナ禍の影響で中止となった[6]。代わりに、2019年公演のダイジェスト映像と「二分間の冒険」の世界を体験できるクイズ映像「ダレカハドコダ」が、2020年9月30日までの限定でKAAT神奈川芸術劇場のYouTubeチャンネルにて公開された[6]

出演・スタッフ

以下は、2019年版の情報。

スタッフ
  • 原作 - 岡田淳(偕成社刊)[7]
  • 上演台本・演出 - 山本卓卓(範宙遊泳)[7]
  • アニメーション - ひらのりょう(FOGHORN)[7]
  • 音楽 - 加藤訓子[7]
出演
声の出演
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出典

外部リンク

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