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伊勢 (歌人)

日本の歌人 ウィキペディアから

伊勢 (歌人)
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伊勢 (いせ、872年貞観14年)頃 - 938年天慶元年)頃)は、平安時代日本の女性歌人三十六歌仙女房三十六歌仙の一人。藤原北家真夏流、伊勢守藤原継蔭の娘[1]。伊勢の御(いせのご)、伊勢の御息所とも呼ばれた。

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佐竹本三十六歌仙絵巻より
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伊勢(狩野探幽『三十六歌仙額』)
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伊勢(百人一首より)

生涯

はじめ宇多天皇中宮温子に女房として仕え、藤原仲平時平兄弟や平貞文と交際の後、宇多天皇の寵愛を受けその皇子を生んだが早世した。その後は宇多天皇の皇子敦慶親王と結婚して中務を生む。宇多天皇の没後、摂津国嶋上郡古曽部の地に庵を結んで隠棲した[2]

情熱的な恋歌で知られ、『古今和歌集』(22首)以下の勅撰和歌集に176首が入集し、『古今和歌集』・『後撰和歌集』(65首)・『拾遺和歌集』(25首)では女流歌人として最も多く採録されている[3]。また、小倉百人一首にもが採られている。家集に『伊勢集』がある。

  • 小倉百人一首
    • 19番 難波潟 みじかき芦の ふしのまも あはでこの世を 過ぐしてよとや
  • 今昔秀歌百撰
    • 24番 あひにあひて 物思ふころの わが袖に やどる月さへ ぬるる顔なる ,選者:大口道雄(朝日新聞社友)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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