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伊号第四十二潜水艦
日本の一等潜水艦 ウィキペディアから
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伊号第四十二潜水艦(いごうだいよんじゅうにせんすいかん、旧字体:伊號第四十二潜水艦)は、大日本帝国海軍の伊四十型潜水艦の3番艦。ただし、艦艇類別等級別表においては伊十五型潜水艦の23番艦[1]。
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戦歴
1941年(昭和16年)の昭和17年度計画(マル急計画)により、呉海軍工廠で1942年3月18日起工、1942年11月10日進水、1943年11月3日に竣工した。横須賀鎮守府籍となり、訓練部隊の第一艦隊第11潜水戦隊に編入された。
25日、第11潜水戦隊は第六艦隊に移籍。
1944年(昭和19年)1月31日、伊42は第15潜水隊に編入される。
1944年2月12日、伊42は横須賀を出港し、トラック島北東方面に進出するも、戦果のないまま3月3日にサイパンに帰投。その後トラックに向かい、7日に到着した。
15日、伊42は輸送任務に参加するべくトラックを出港。19日にパラオに入港して輸送人員等を搭載した後、3月23日にラバウルに向け出港。出港当日の2129、ラバウルへ向けて18ノットで浮上航走中、アメリカ海軍潜水艦タニー(USS Tunny, SS-282)にレーダーで発見される。タニーはジグザグ航行中の伊42を追跡しながら、徐々に自艦に有利な体勢に持ち込んだ。2324、タニーは1,700メートルの距離から伊42へ向けて魚雷を4本発射し、潜航を始めた。タニーのハッチが閉じられる前に、魚雷2本が命中する音が響き、伊42が閃光を発したのを確認した。閃光は司令塔の中にまで差し込み、乗員の中には「反撃を食らった」と錯覚した者もいた。タニーは46メートルの深度まで潜航して様子をうかがうと、伊42の推進器音が止み、それから伊42が沈没する音が1時間にわたって聴取された。艦長の小川綱嘉中佐以下乗員102名全員戦死。沈没地点はアンガウル島南西6浬地点付近、北緯06度40分 東経134度03分。
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年表
歴代艦長
※『艦長たちの軍艦史』413-414頁による。
艤装員長
- 小川綱嘉 中佐:1943年7月27日 -
艦長
- 小川綱嘉 中佐:1943年11月3日 - 1944年3月23日戦死
参考文献
- 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第一法規出版、1995年。
- 外山操『艦長たちの軍艦史』光人社、2005年。 ISBN 4-7698-1246-9
脚注
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