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伝堀越御所跡
静岡県伊豆の国市にある史跡 ウィキペディアから
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伝堀越御所跡(でんほりごえごしょあと)は、静岡県伊豆の国市寺家にある中世の城館伝承地。鎌倉公方・足利政知の御所と伝わり、国の史跡に指定されている[1]。字名にはないが、地元ではこの付近を「堀越(ほりごえ)」と呼ぶ。
歴史
室町時代、鎌倉公方として関東に下向した足利政知が、1454年(享徳3年)に勃発した享徳の乱により鎌倉に入ることができず、ここに御所を構えたとされる。鎌倉を追われた足利成氏が古河で公方(古河公方)を称したのに対し、こちらは堀越公方と呼ばれた。しかし、1493年(明応2年)に後北条氏の伊勢盛時(北条早雲)に滅ぼされた[2]。
発掘調査
県の遺跡地図での遺跡名は「御所ノ内遺跡」となっている[3]。
御所跡の一部の土地は伊豆の国市の所有となっているが、周辺は私有地や住宅地である。過去に発掘調査が実施され[4]、御所に関連すると考えられる池の跡が検出されているが[2]、建物跡などは不明である。ごく一部でしか調査が行われていないため、堀越御所の直接的な遺構は見つかっておらず、地元自治体では「伝堀越御所」と案内している。近くには北条氏邸・円成寺跡が所在し、室町時代には円成寺が近接していたことになる。
発掘調査後は埋め戻されて、2007年(平成19年)時点では更地に説明看板が立つのみの状態となっていたが、2008年(平成20年)3月に説明板が伊豆の国市によって新しく設置された。発掘調査時の遺構写真を示して、その状況を説明している。
脚注
参考文献
関連項目
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