全日本ジュニア馬場馬術大会

全日本ジュニア馬場馬術大会（ぜんにほんじゅにあばばばじゅつたいかい）は、日本馬術連盟が主催するジュニア世代によって争われる馬場馬術の全国大会である。

全日本ジュニア馬場馬術大会

開始年	1984年
主催	日本馬術連盟
加盟国	日本
前回優勝	ヤング：日高凱斗 ジュニア：松久武玄 チルドレン：齋藤勇実 U30：安田利実[1]
最多優勝	ヤング：髙田茉莉亜(4回) ジュニア：田口智也(3回) チルドレン：小林彩乃(2回) U30：安田利実(2回)[1][2]
公式サイト
https://www.equitation-japan.com/

概要

ヤングライダー選手権（16歳～22歳）、ジュニアライダー選手権（14歳～18歳）、チルドレンライダー選手権（10歳～16歳）と、3つの年代別カテゴリーの馬場馬術日本一を決める大会である。通称ジュニ選（じゅにせん）。第40回大会（2023年）より、従来の3カテゴリーに加え、新たに20～30歳を対象としたU30カテゴリーが設けられた^[2][3]。

競技種目

競技は2日間に渡って行われ、各クラスでそれぞれ予選競技と決勝競技がある。チルドレンライダー選手権は予選、決勝ともに規定演技となるが、ヤングライダー選手権とジュニアライダー選手権は予選が規定演技、決勝が自由演技（キュア）で構成される。

選手は同時に2つのクラスにエントリーすることはできない。ただし異なる乗馬であれば同じクラスで2頭までエントリー可能で、2頭ともに予選通過した場合は決勝での出場馬1頭を選択することになる。

全日本ジュニア馬場馬術大会^[4]

競技番号	競技名	実施課目
第1競技	ヤングライダー馬場馬術選手権 ／ JOCジュニアオリンピックカップ
第1-1競技	ヤングライダー選手権①	FEI ヤングライダー個人競技馬場馬術課目2009（2017年改定版）
第1-2競技	ヤングライダー選手権②	FEI 自由演技ヤングライダー馬場馬術課目 2009
第2競技	ジュニアライダー馬場馬術選手権
第2-1競技	ジュニアライダー選手権①	FEI ジュニアライダー個人競技馬場馬術課目2009（2017年改定版）
第2-2競技	ジュニアライダー選手権②	FEI 自由演技ジュニアライダー馬場馬術課目 2009
第3競技	チルドレンライダー馬場馬術選手権
第3-1競技	チルドレンライダー選手権①	JEF 馬場馬術競技 L1課目 2013
第3-2競技	チルドレンライダー選手権②	JEF 馬場馬術競技 L2課目 2013

選手権競技の歴代優勝人馬

全日本ヤングライダー馬場馬術選手権

第1回から第14回まではジュニア選手権として年齢区分22歳以下で実施。15回以降は年齢区分16歳〜22歳で実施。

全日本ヤングライダー馬場馬術選手権　歴代優勝人馬

回	年度	優勝選手	乗馬	所属	開催地
第1回	1984年	塚本親治	カプリース
第2回	1985年	富沢健悟	専照
第3回	1986年	岩谷一裕	桜修
第4回	1987年	花園亮介	桜舞
第5回	1988年	加藤有大	チェス
第6回	1989年	加藤有大(2)	ベルチェリー
第7回	1990年	上妻和道	桜銀
第8回	1991年	人見尚樹	Hアラゴン
第9回	1992年	相馬小次郎	明菱
第10回	1993年	北原広之	明菱(2)
第11回	1994年	桜井亜須歌	デュエル
第12回	1995年	桜井亜須歌(2)	ケンニッヒ
第13回	1996年	永楽麻紀	ヴェルナー
第14回	1997年	酒井円	アンジェラス
第15回	1998年	稗田龍馬	アクションジュニア
第16回	1999年	稗田龍馬(2)	ラコステ
第17回	2000年	片岡杏子	ラコステ(2)
第18回[5]	2001年	池添学	明潮	明治大学
第19回	2002年	宇佐美結生	アクションジュニア(2)	日本大学
第20回[6]	2003年	宇佐美結生(2)	ムービースター	日本大学
第21回[7]	2004年	林伸伍	ウィローウィム	明治大学	御殿場馬術競技場
第22回[8]	2005年	戸本一真	明月	明治大学	御殿場馬術競技場
第23回[9]	2006年	林伸伍(2)	ウィローウィム(2)	明治大学	御殿場市馬術・スポーツセンター
第24回[10]	2007年	加藤寿幸	明月(2)	明治大学	御殿場市馬術・スポーツセンター
第25回[11]	2008年	照井駿介	彩の国マルコポーロ	埼玉県馬術連盟	御殿場市馬術・スポーツセンター
第26回[12]	2009年	野村彬仁	雷神	日本大学	御殿場市馬術・スポーツセンター
第27回[13]	2010年	西脇友彦	明桑	明治大学	御殿場市馬術・スポーツセンター
第28回[14]	2011年	照井駿介(2)	フェラガモ	早稲田大学	御殿場市馬術・スポーツセンター
第29回[15]	2012年	照井駿介(3)	フェラガモ(2)	早稲田大学	御殿場市馬術・スポーツセンター
第30回[16]	2013年	髙田茉莉亜	リカルド	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第31回[17]	2014年	髙田茉莉亜(2)	リカルド(2)	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第32回[18]	2015年	髙田茉莉亜(3)	リカルド(3)	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第33回[19]	2016年	髙田茉莉亜(4)	リカルド(4)	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第34回[20]	2017年	福岡珠緒	ティーダ	リトルホースクラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第35回 [21]	2018年	神村ひより	ラムゼス・デアツヴァイタ	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第36回 [22]	2019年	神村ひより(2)	ソラヤ	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第37回 [23]	2020年	吉田友里恵	レミリア・スペクトル	アシェンダ乗馬学校	日本中央競馬会 馬事公苑
第38回 [24]	2021年	神村ひより(3)	ザリーノ	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第39回 [25]	2022年	福岡珠緒(2)	ショコラ・クラシック	リトルホースクラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第40回 [26]	2023年	吉田友里恵(2)	グランダー	アシェンダ乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第41回 [1]	2024年	日高凱斗	サー・ギャラント	蒜山ホースパーク	日本中央競馬会馬事公苑

全日本ジュニアライダー馬場馬術選手権

15回から20回までは年齢区分12歳〜18歳で実施。第21回以降は年齢区分14歳〜18歳で実施。

全日本ジュニアライダー馬場馬術選手権　歴代優勝人馬

回	年度	優勝選手	優勝乗馬	所属	開催地
第15回	1998年	赤穂久未	コルネット
第16回	1999年	赤穂久未(2)	イ・デムディトゥ
第17回	2000年	井上遥	ブライトン
第18回	2001年	田口智也	ガボン
第19回	2002年	田口智也(2)	ヴァルハラ
第20回	2003年	田口智也(3)	ヴァルハラ(2)
第21回	2004年	綾部実枝	ヴァルハラ(3)		御殿場馬術競技場
第22回	2005年	柘植和也	エルヴィス		御殿場馬術競技場
第23回[9]	2006年	靏林舞	ヴァリアント	群馬県馬事公苑	御殿場市馬術・スポーツセンター
第24回[10]	2007年	野村彬仁	雷神	コンチェルト・クリニック・センター	御殿場市馬術・スポーツセンター
第25回[27]	2008年	西脇友彦	インテレット	乗馬クラブクレインオリンピックパーク	御殿場市馬術・スポーツセンター
第26回[12]	2009年	桜井風花	ヴェスレイ	新潟県馬術連盟	御殿場市馬術・スポーツセンター
第27回[13]	2010年	髙田茉莉亜	ランドホワイモア	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第28回[14]	2011年	髙田茉莉亜(2)	リッチモンド博士	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第29回[15]	2012年	清水晶子	ガブリエル8	藤沢乗馬クラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第30回[16]	2013年	清水晶子(2)	ガブリエル8(2)	藤沢乗馬クラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第31回[17]	2014年	駒場勇紀	マノレッテ	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第32回[18]	2015年	福岡珠緒	ティーダ	リトルホースクラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第33回 [19]	2016年	神村ひより	ロリオット	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第34回 [20]	2017年	神村ひより(2)	リンドバーグ	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第35回 [21]	2018年	吉田友里恵	バレスティーノ	アシェンダ乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第36回 [22]	2019年	櫻井綾音	アイテンツ	乗馬クラブクレインオリンピックパーク	御殿場市馬術・スポーツセンター
第37回 [23]	2020年	田原まや	ヒストリー	ESJ	日本中央競馬会 馬事公苑
第38回 [24]	2021年	髙松優希	エルメス・デアツヴァイタ	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第39回 [25]	2022年	古山賀奈子	ワイノット	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第40回 [26]	2023年	佐藤滋大	ヒストリー	ESJ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第41回[1]	2024年	松久武玄	ギーマント	藤沢乗馬クラブ	日本中央競馬会馬事公苑

全日本チルドレンライダー馬場馬術選手権

年齢区分10歳〜16歳で実施。

全日本チルドレンライダー馬場馬術選手権　歴代優勝人馬

回	年度	優勝選手	優勝乗馬	所属	開催地
第21回 [28]	2004年	三澤理恵子	ビッグジャガー	エクウスライディングファーム	御殿場馬術競技場
第22回 [29]	2005年	小林彩乃	ヴァンゴッホ	NSGライディングディビジョン	御殿場馬術競技場
第23回 [9]	2006年	等々力美帆	レオ	あづみの乗馬苑	御殿場市馬術・スポーツセンター
第24回 [10]	2007年	小林彩乃(2)	ヴァンゴッホ(2)	NSGライディングディビジョン	御殿場市馬術・スポーツセンター
第25回 [30]	2008年	原あきら	ルビン・スター	つま恋乗馬倶楽部	御殿場市馬術・スポーツセンター
第26回 [12]	2009年	坂井優美	アラビアンナイト	NSGライディングディビジョン	御殿場市馬術・スポーツセンター
第27回 [13]	2010年	小林奈央	フェリックス	NSGライディングディビジョン	御殿場市馬術・スポーツセンター
第28回 [14]	2011年	市川舞	ラーコウコ	八王子乗馬倶楽部	御殿場市馬術・スポーツセンター
第29回 [15]	2012年	重藤エディット彬	ティムテイラー	藤沢乗馬クラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第30回 [16]	2013年	小森薫子	ドリームガール	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第31回 [17]	2014年	福岡珠緒	ティーダ	リトルホースクラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第32回 [18]	2015年	神村ひより	ラフマニノフ	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第33回 [19]	2016年	小代智貴	ロデオ	乗馬クラブクレイン湯布院	御殿場市馬術・スポーツセンター
第34回 [20]	2017年	松下かんな	ラーディ・ヴォンダー	リトルホースクラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第35回 [21]	2018年	曽我太一	アリーバ・デ・ヘルマ	乗馬クラブクレイン大阪	御殿場市馬術・スポーツセンター
第36回 [22]	2019年	古山賀奈子	ワイノット	アイリッシュアラン乗馬学校	御殿場市馬術・スポーツセンター
第37回 [23]	2020年	横山寛朗	エトワール	シュタール・ジーク	日本中央競馬会 馬事公苑
第38回 [24]	2021年	平賀秀馬	パイドロス	リトルホースクラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第39回 [25]	2022年	松岡健心	グラーティア	静岡乗馬クラブ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第40回 [26]	2023年	村越春花	フロレンス	ESJ	御殿場市馬術・スポーツセンター
第41回[1]	2024年	齋藤勇実	ポロノチウウィル	ウイルスタッド	日本中央競馬会馬事公苑

全日本U30馬場馬術選手権

全日本U30馬場馬術選手権　歴代優勝人馬

回	年度	優勝選手	優勝乗馬	所属	開催地
第40回 [26]	2023年	安田利実	ベルナルドU	Circle E Horse Farm	御殿場市馬術・スポーツセンター
第41回[1]	2024年	安田利実	ベルナルドU	リトルホースクラブ	日本中央競馬会馬事公苑