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冬の日
江戸時代前期の俳諧集 ウィキペディアから
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概要
1684年(貞享元年)11月、尾張国名古屋において、『野ざらし紀行』の旅行中の松尾芭蕉と尾張国の連衆(荷兮、岡田野水、加藤重五、坪井杜国、正平)によって興行された六吟歌仙五巻、および追加六句を収める[1]。荷兮を除いた連衆は素人同然であったとされる[1]。編者は荷兮だが、芭蕉の指導力は相当強かったと推測されている[1]。
全巻を通して風狂の相を基調としており、前年の『虚栗』に見られた異体破調からの脱却を図り、安らかな句体へと移行しつつある[2]。後年の俳人によって蕉風開眼の書と位置づけられ、俳諧七部集の第一集に選定された[2]。
梶井基次郎は芭蕉を敬慕しており、本句集名を採って『冬の日』を著した[3][4]。その表現は「芭蕉精神の近代的表現」と評される[5]。
脚注
参考文献
関連項目
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