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脱中央集権型コンピューティング
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脱中央集権型コンピューティング、非中心型コンピューティング(英:Decentralized computing)もしくは分散型コンピューティング(ぶんさんがた コンピューティング)とは、権限とリソースが1つの主体に集中していない情報処理方式の概念であり、集中型コンピューティングの対となる概念である。 [1]
異なる概念
分散コンピューティング(英:Distributed computing)は複数のコンピュータで分担して計算を行う概念である。[2][3]一方分散型コンピューティングは一部のグローバルな大企業や大規模サーバーによる中央集権を否定することでデジタル主権、プライバシー権のほか冗長性、損傷許容性の確保、低遅延化を目指す考え方である。[4]日本語では同じ「分散」でも英語では"Distributed"と"Decentralized"とそれぞれ異なる語で表されるので注意。[1]
概要
利点には、それぞれのデータの発生箇所や利用箇所に近い場所で処理ができ、通信コストの削減や柔軟な運用が可能である他、あるコンピュータやセンターの障害で全面障害となる可能性が減少する、などが挙げられる。
難点としては、複数のコンピュータやセンターが必要となり、全体としての管理運用が複雑になることによる費用や管理リスクの増加、特に厳密なデータの一貫性確保が困難であること、などが挙げられる。
軍事目的に始まったインターネットの原型のARPANETでは、分散と迂回が基本的な考え方となった。
- ウェブディレクトリでの例
- データを一定の条件のもとで、自由なカスタマイズまで許容して分散させるOpen Directory Projectは、分散型のデータ管理である。
関連項目
脚注
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