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北の文学

日本の雑誌 ウィキペディアから

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北の文学』(きたのぶんがく)は、岩手日報社が出版する公募文芸雑誌1955年(昭和30)、作家の井伏鱒二丹羽文雄尾崎士郎川端康成鈴木彦次郎を監修者に創刊。刊行は1959年(昭和34)から1979年(昭和54)まで中断されたが、作家の三浦哲郎、三好京三、須知徳平、太田敏穂を編集委員に迎えて再刊。現在では5月11月の年2回発行されている。なお、2016年5月刊72号から編集委員を務める鈴木文彦は、文藝春秋社の元編集者で、父は「北の文学」創刊に関わり監修者を務めた、新感覚派作家の鈴木彦次郎。

2027年より年1回発行と発表。[1]

岩手県在住、またはゆかりの人を対象に短編小説評論を募集し、優秀作と入選作を選考、掲載する。斎藤純平谷美樹松田十刻勝山海百合大平しおり・立川ゆかり、日上秀之などの作家を輩出している。

優秀作受賞者・作品名[2]

要約
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歴代(再刊以降) ※表記のない発行号は優秀作なし

  • 1980 第1号 小説 半沢周三「海の季節」
  • 1981 第2号 小説 森新平「遠雷」
  • 1981 第3号 小説 高木浩太郎「海の翳り」
  • 1982 第5号 小説 土屋純「白い犬の伝説」
  • 1984 第8号 小説 斎藤純「辛口のカクテルを」
  • 1985 第10号 小説 斎藤伸夫「小説滝沢事件」
  • 1987 第15号 小説 高橋文彦「アムールの休日」
  • 1988 第16号 小説 若林志郎「梅井食堂の人びと」
  • 1989 第19号 小説 石川万美子「巻毛の獅子」
  • 1990 第20号 小説 工藤なほみ「片恋」
  • 1990 第21号 小説 岩本牧「六日のわら駒」
  • 1991 第22号 小説 川西桂司「絵本」
  • 1991 第23号 小説 立川ゆかり「ひろしくんのこと」
  • 1992 第25号 文芸評論 黒沢勉「風雅の一徳」
  • 1993 第26号 小説 平谷美樹「ボギー」
  • 1994 第28号 小説 遠藤洪水「肩車」
  • 1994 第29号 小説 天柿練「南部城下虎騒動異聞」
  • 1995 第30号 小説 勝山海百合「草原」
  • 1995 第31号 小説 蕗谷塔子「折鶴蘭のある部屋」
  • 1997 第34号 小説 小沢薫「古本屋強盗」
  • 1997 第35号 小説 高野京子「まりあ人形」
  • 1998 第36号 小説 菊池尋子「アヴェ・マリア」
  • 1999 第38号 小説 加藤和子「光炎に響く」
  • 2000 第41号 小説 古川一矢「古い水、そして新しい水」
  • 2001 第43号 小説 豊田一稔「跡取り娘」
  • 2001 第43号 文芸評論 朽木聖好「坂口安吾の淪落と自立」
  • 2002 第45号 戸川南「烏森みぞれ荘」
  • 2004 第48号 大平しおり「ふることのふみ」
  • 2005 第50号 畠山幸子「秋の肖像」
  • 2006 第53号 山本千代久「保線屋」
  • 2008 第57号 菅原裕紀「思い出泥棒」
  • 2010 第60号 清水渡「三人童子」
  • 2011 第62号 小説・特別優秀作 佐藤純公「御山守 木左衛門」
  • 2012 第64号 小説 渡邊治虫「野うさぎたちの草原」
  • 2012 第65号 小説 村井直衛「ハンター」
  • 2013 第66号 小説 藤島三四郎「毒茸」
  • 2014 第68号 小説 古屋貞子「夏の家」
  • 2014 第68号 文芸評論 日高見猫十「宮澤賢治の昭和三年」
  • 2014 第69号 小説 安井康平「セスナ日和」
  • 2016 第73号 文芸評論 春日川諭子「佐藤泰志と太宰治・大江健三郎」
  • 2017 第74号 文芸評論 浜矢スバル「花巻の軍人と深海の宇宙生物について」
  • 2017 第75号 小説 加藤勝「ピンク」
  • 2017 第75号 小説 多田加久子「あなたに話したい。」
  • 2018 第76号 小説 日上秀之「日々」
  • 2018 第77号 小説 瀬川健「きのうの窓、明日の空」
  • 2018 第77号 小説 松本秋実「東京、再訪」
  • 2019 第78号 小説 松田和夫「ふゆのさくら」
  • 2019 第79号 小説 東森りつ「星と宇宙と黒馬と」
  • 2020 第80号 小説 朝比奈信次「三月の光」
  • 2021 第82号 小説 小田島比呂「家族会議」
  • 2021 第83号 小説 佐藤幸浩「瀬峰の朝」
  • 2022 第84号 小説 中村均「たねをまく人」
  • 2023 第86号 小説 瀬織瀧世「fantome(ファントーメ)」
  • 2023 第86号 小説 谷村行海「どこよりも深い黒」
  • 2024 第89号 小説 浅野文月「飛んだ男の残したものは」
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