北ローデシア

北ローデシア（きたローデシア）は、アフリカ南部に位置した旧イギリス保護領である。1964年10月24日にイギリス連邦内ザンビア共和国として独立した。

北ローデシア

Northern Rhodesia (英語)

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1911年 - 1964年

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（北ローデシアの国旗）	（北ローデシアの国章）

国歌: God Save the King（英語）
国王陛下万歳（1911年 - 1952年）

God Save the Queen（英語）
女王陛下万歳（1952年 - 1964年）

北ローデシアの位置

公用語	英語
首都	リヴィングストン（1935年以前） ルサカ（1935年以降）
君主 1911年 - 1936年 ジョージ5世 1936年 - 1936年 エドワード8世 1936年 - 1952年 ジョージ6世 1952年 - 1964年 エリザベス2世 北ローデシア首相（英語版） 1964年 - 1964年 ケネス・カウンダ 変遷 南アフリカ会社の支配下に 1911年 イギリス保護領成立 1924年4月1日 ニヤサランドとの連邦 1953年 - 1963年 ザンビア独立 1964年10月24日
通貨	南ローデシア・ポンド
現在	ザンビア

歴史

植民地期

1890年からイギリスの政治家セシル・ローズ率いるイギリス南アフリカ会社の保護領であったところ、1924年に北ローデシアとしてイギリスの直轄植民地となった。1920年代以降、欧米資本による銅鉱山開発が進み、北ローデシアは世界有数の銅産出地となる一方で、少数の白人は特権階級として優遇され、100万人以上のアフリカ人が人頭税や教育・居住・移動などで差別的待遇を受けた^[1]。

独立運動の高まり

1923年、デイビッド・カウンダらが北部州で福祉協会を結成。福祉協会はその後各地に拡大した。1948年には政治団体「北ローデシア国民会議」が組織化され、植民地政府への差別緩和要求や政治意識の高揚につながった。1951年に初の黒人政党ANCが結成される。1958年、デイビッドの子ケネス・カウンダらがZANC（Zambian African National Congress）を設立し、「即時独立」と「一人一票」を掲げ活動した。活動禁止やカウンダの逮捕を経て、ZANCを母体にUNIPが結成され、カウンダが党首に就任した^[1]。

独立

1961年、アフリカ人多数議会を可能とする憲法改正が導入。完全普通選挙で実施された1964年の総選挙でUNIPが勝利し、同年10月24日、北ローデシアはザンビアとして独立し^[2]、カウンダが初代首相となった^[1]。

なお、独立した日は東京オリンピックの閉会式当日であり、閉会式にはザンビアの新国旗が披露された^[3]。