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原田裕規

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原田 裕規(はらだ ゆうき、1989年平成元年〉10月15日[1] - )は、日本アーティスト[2]

概要 原田裕規, 生誕 ...

概要

1989年山口県生まれ[3]岩国市広島市育ち[4]。2013年、武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科卒業[2]。2016年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了。2019年以降は断続的にハワイに滞在[5]

人物

2012年、武蔵野美術大学在学中に「ラッセン展」や「心霊写真展」を企画し、2013年に編著書『ラッセンとは何だったのか?』を上梓するなど、議論喚起型のプロジェクトから活動を開始した[6]

24時間にわたり写真を見続ける「One Million Seeings」、33時間にわたり生き物の声を朗読し続ける「Waiting for」など、長尺の映像作品を発表している[7]。2022年以降は、広島や山口からハワイに渡った日系アメリカ人の混成文化を題材にした作品「シャドーイング」に取り組む[8]

2023年、1,000組以上の作家の中からTERRADA ART AWARD 2023のファイナリストに選出、審査員賞(神谷幸江賞)を受賞[9]。2024年に日本ハワイ移民資料館に同館初の現代美術コレクションとして「シャドーイング」が収蔵・常設化。同年に広島市現代美術館で個展を開催。2025年にCAF・レジデンシー・プログラムに選出され、ニューヨークへの派遣が決まる。[10]

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個展[2]

  • 「シャドーイング」(山口情報芸術センター[YCAM]、2025年)
  • 「夢と影」(ANOMALY、2025年)
  • 「原田裕規:ホーム・ポート」(広島市現代美術館、2024年)
  • 「残照」(KEN NAKAHASHI、2024年)
  • 「公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ」(長野県立美術館、2024年)
  • 「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」(日本ハワイ移民資料館、2023年)
  • 「KAATアトリウム映像プロジェクト」(KAAT 神奈川芸術劇場、2023年)
  • 「Shadowing」(THE POOL、2022年)
  • 「Waiting for」(KEN NAKAHASHI、2022年)
  • 「どこかで?ゲンビ ビデオアート編 原田裕規」(広島市現代美術館・鶴見分室101、2022年)
  • 「Unreal Ecology」(京都芸術センター、2022年)
  • 「アペルト14 原田裕規 Waiting for」(金沢21世紀美術館、2021年)
  • 「One Million Seeings」(KEN NAKAHASHI、2019年)
  • 「写真の壁:Photography Wall」(原爆の図 丸木美術館、2019年)
  • 「心霊写真 / マツド」(山下ビル、2018年)
  • 「心霊写真 / ニュージャージー」(Kanzan Gallery、2018年)

パブリックコレクション[2]

  • 金沢21世紀美術館、石川
  • 京都国立近代美術館、京都
  • 東京都写真美術館、東京
  • 広島市現代美術館、広島
  • 日本ハワイ移民資料館、山口
  • 熊本市現代美術館、熊本

刊行物

『青の純度』をめぐって

篠田節子の小説『青の純度』(集英社、2025年)について、原田は共同通信に書評[11]を寄稿し、自身のウェブサイトでもコメント[12]を発表した。その中で、作中の「マリンアートの巨匠」がクリスチャン・ラッセンをモデルにしていると指摘。さらにその内容の一部がラッセンに関する自身の著作群と類似しているが、参考文献リストにはそれらが挙げられていない点を疑問視した。

これを受けてTokyo Art Beatが集英社に取材を行ったが、同社は「回答をしない」と返答[13]。その後、集英社からは「篠田が原田の書籍を図書館で借りた事実はあるが、読まずに返却したため参照していない」[14]「(同作は)独自に取材した内容」「(書評は)大変遺憾」[15] との声明が出されたが、原田は「到底受け入れられない」とし[16]、SNS上には集英社の回答に対して批判が寄せられた。[17][18][19][20]

脚注

外部リンク

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