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咀顎目
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咀顎目(そがくもく、Psocodea)またはカジリムシ目は、昆虫綱の1目。伝統的にはチャタテムシ目(噛虫目、Psocoptera)とシラミ目(Phthiraptera)に二分されていた。これらは現在でも便宜的に使われるが、このうち単系統と判明したシラミ目は現在はシラミ小目とされる。一方、側系統となったチャタテムシ目は正式な分類群としては認められない。
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系統と分類
かつては、チャタテムシ目(噛虫目、Psocoptera)、シラミ目(裸尾目、Anoplura)、ハジラミ目(食毛目、Mallophage)の3目が置かれていたが、その後、シラミ目 (Anoplura) とハジラミ目をシラミ目に統合し2目とすることが主流となった。
2目は近縁と思われており、1982年、2目の上位分類として咀顎類Psocodeaが提唱された。ただしこの時点では、2目は共に単系統だと思われていて、目としてあつかわれていた。とくにシラミ目はその生活環の全てを哺乳類または鳥類に寄生してすごすという稀な特徴があり、多くの共有派生形質を共有していたことから、単系統性が強く信じられていた。
その後、形態を使った系統学的解析により、シラミ目とコナチャタテ亜目が姉妹群をなし、チャタテムシ目は側系統だと考えられるようになった。
咀顎目における2021年時点のクラドグラムは次の通り[1]。かつてのシラミ目はコナチャタテ亜目の下位に位置し、シラミ小目となった。
咀顎目 |
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古い分類での3目は、それぞれ生態に対応している。
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脚注
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