トップQs
タイムライン
チャット
視点

唐松駅

かつて北海道三笠市にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

唐松駅map
Remove ads

唐松駅(とうまつえき)は、かつて北海道三笠市唐松町に設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線(支線)の廃駅)である。電報略号ウマ事務管理コードは▲131521[2]

概要 唐松駅, 所在地 ...
Remove ads

歴史

要約
視点
Thumb
1976年の唐松駅と周囲500 m範囲。左が岩見沢方面。単式ホーム1面1線と駅裏に4本の留置線、駅舎横岩見沢側に切り欠き状の貨物ホームと引込み線を有している。かつては駅の南側台地に北炭新幌内砿があり、当駅岩見沢側から駅前の道路を横切る軌道跡が残されているが、写真では影になっている台地の崖下へ専用線が伸び、崖を利用して設置されていたホッパーから運炭していた。崖上の選炭施設も含めて全て撤去され、僅かな残骸だけが残されている。(なお稼働中の様子は国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの1962年撮影 MHO622-C7-40 で確認することができる。)
また、1943年(昭和18年)の閉山まで、住友鉱業(当時)唐松砿のホッパーが駅裏駅舎正面に設置されて石炭積込み線が敷かれていたが、こちらは古いために跡形も無い。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

住友坂炭礦(現・住石マテリアルズ)の請願駅であった。

年表

  • 1929年昭和4年)
  • 1930年(昭和5年)8月1日:旅客・荷物の取り扱いを開始し、一般駅となる[3]
  • 1932年(昭和7年)10月12日:昭和鉱業株式会社新幌内礦業所設立(後に北炭に吸収合併)。選炭場及び積込ポケット設置、専用線敷設(時期不明)。
  • 1941年(昭和16年):駅舎改修(増築)[5]
  • 1943年(昭和18年)6月:住友鉱業唐松炭砿閉山。積込み線廃止。
  • 1957年(昭和32年):駅舎改修(増築)[5]
  • 1967年(昭和42年):北炭新幌内炭礦が北炭幌内炭礦へ統合され、連絡坑道より幌内駅側へ出炭。一部上層残炭を北炭系列の北斗興業株式会社が譲り受け、新三笠炭礦設立。旧新幌内炭礦の施設を利用し当駅から運炭。
  • 1972年(昭和47年)11月1日:三笠駅 - 幌内駅間が旅客営業を廃止し貨物支線となったため、岩見沢駅 - 幾春別駅間が本線となる[6]
  • 1973年(昭和48年)8月30日:北斗興業新三笠炭礦閉山。専用線廃止[1]
  • 1981年(昭和56年)5月25日:貨物・荷物の取り扱いを廃止[7]駅員無配置駅となる[8]
  • 1984年(昭和59年)2月1日:簡易委託駅化。
  • 1987年(昭和62年)

駅名の由来

付近の沢の名に由来し、国鉄北海道総局が1973年(昭和48年)に発行した『北海道駅名の起源』では「明治22年ごろ藤松某が木炭を焼いていたので『藤松沢』と呼ばれたが、いつしか唐松沢に転じたもの」としている[9]

Remove ads

駅構造

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する無人駅であった。以前は相対式ホーム2面2線を有しており、列車行き違い設備もあったが、駅舎側の1線を残して撤去された。駅舎はギャンブレル屋根(二面切妻二段勾配屋根)が特徴であり、待合室部分と駅事務室部分の2棟が直交した独特の形態である[5]

駅周辺

廃止後の現状

廃駅後しばらくはそのまま放置され、廃墟となり荒れ放題となっていたが、地元有志により駅周辺の整備、駅舎の修復、記念品の展示、看板のかけ替えが行われ、現役当時の雰囲気に戻った。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
幌内線
三笠駅 - 唐松駅 - 弥生駅

脚注

関連項目

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads