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国鉄タキ22700形貨車
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国鉄タキ22700形貨車(こくてつタキ22700がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
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概要
本形式は、カセイソーダ液専用の35t 積タンク車として1971年(昭和46年)12月28日に4両(コタキ22700 - コタキ22703)、1972年(昭和47年)1月20日に3両(コタキ22704 - コタキ22706)、同年2月1日に3両(コタキ22707 - コタキ22709)の合計10両が、川崎重工業の1社のみで製作された。
記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。
本形式の他にカセイソーダ液を専用種別とする貨車はタム900形(130両)、タキ1400形(104両)、タキ2600形(523両)、タキ7750形(289両)等実に29形式が存在した。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「侵81」(侵食性の物質、腐食性物質、危険性度合2(中))が標記された。
所有者は、日本石油輸送の1社のみでありその常備駅は福島県の郡山駅であった。
荷役方式は、タンク上部のマンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式であり、両管はS字管を装備している。
タンク体は耐候性高張力鋼製のタンクに、保冷のための厚さ60mmのグラスウール断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。
車体色は黒色、寸法関係は全長は11,100mm、全幅は2,604mm、全高は3,710mm、台車中心間距離は7,000mm、実容積は26.9m3、自重は16.7t、換算両数は積車5.0、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車がJR貨物に継承されたが、1988年(昭和63年)6月に全車が一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。
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参考文献
- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
関連項目
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