トップQs
タイムライン
チャット
視点
国鉄タキ700形貨車
ウィキペディアから
Remove ads
国鉄タキ700形貨車(こくてつタキ700がたかしゃ)は、かつて鉄道省、日本国有鉄道(国鉄)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
Remove ads
概要
本形式は、揮発油(ガソリン)専用の30t 積タンク車として1943年(昭和18年)8月3日に2両(タキ700-タキ701)が新潟鐵工所にて製作された。
落成時の所有者は三井化学工業(現在の三井化学)でありその常備駅は、鹿児島本線の大牟田駅であった。その後所有者は日本人造石油、三池合成工業、三井化学工業、三井コークス工業と変遷した。また戦後の一時期連合軍専用貨車に指定された。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃32」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合1(大))が標記された。
ドーム付き直円筒型のタンク体は、普通鋼(一般構造用圧延鋼材、SS41現在のSS400)製であり荷役方式はタンク上部にあるマンホールからの上入れ、吐出管からの下出し式である。
車体色は黒色、寸法関係は全長は14,650mm、軸距は10,550mm、自重は20.3t、実容積は34.6m3、換算両数は積車5.0、空車1.6であり、台車はアーチバー式のTR20である。
Remove ads
参考文献
- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads