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声調修飾文字

Unicodeのブロック ウィキペディアから

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声調修飾文字(せいちょうしゅうしょくもじ、英語: Modifier Tone Letters)は、Unicodeの128個目のブロック

概要 声調修飾文字, 範囲 ...

解説

IPA(国際音声記号)などの発音記号と共に用いられ、声調を表すための追加の声調記号が収録されている。

Unicodeのバージョン4.1において初めて追加された。

収録文字

要約
視点
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小分類

このブロックの小分類は「中国語用の隅付き声調記号」(Corner tone marks for Chinese)、「点付き声調文字」(Dotted tone letters)、「左側に軸のある声調文字」(Left-stem tone letters)、「チナンテク語の声調記号」(Chinantec tone marks)、「アフリカ言語学の声調文字」(Africanist tone letters)の5つとなっている[3]

中国語用の隅付き声調記号(Corner tone marks for Chinese

この小分類には中古中国語の声調を表すための声調記号が収録されている。四声及び陰陽(頭子音の清濁)を区別するために用いられる。

漢字及びラテン文字と共に用いられて、その漢字の声調を表すために用いられ、開いている側が漢字の方を向く位置に置かれる(例:꜀丹/꜀tang, 達꜇/tak꜇)[1]

点付き声調文字(Dotted tone letters

この小分類には中国語軽声を表すために用いられる、点の付いた声調記号が収録されている。

左側に軸のある声調文字(Left-stem tone letters

この小分類には右ではなく左側に軸のある声調記号が収録されている。なお、IPAでは通常声調記号は右側に軸を持っている(例:˦)

これらの左側に軸のある声調記号は中国語の音韻学において連声により変化した声調を表すために用いられる。

右に軸のある声調記号と同様に、上昇、下降、及び曲線声調を表現する場合は異なる声調の記号同士を複数繋げて書くことで、合成されて1つの記号としてレンダーされるようになる。

チナンテク語の声調記号(Chinantec tone marks

この小分類にはメキシコ先住民族が話すオト・マンゲ語族オスマシン・チナンテク語英語版[4]で用いられる声調記号が収録されている。

アフリカ言語学の声調文字(Africanist tone letters

この小分類には主にアフリカの言語を解析するアフリカ言語学において用いられる声調記号が収録されている。

ただし、U+A71B-A71CはIPAで一般的に用いられる記号である。

文字コード

声調修飾文字(Modifier Tone Letters)[1]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
 0123456789ABCDEF
U+A70x
U+A71x
注釈
1.^バージョン16.0時点

履歴

以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

さらに見る バージョン, コードポイント ...
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出典

関連項目

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