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声 (羊文学の曲)
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「声」(こえ)は、日本のオルタナティヴ・ロック・バンドである羊文学の楽曲。2025年1月20日にF.C.L.S.から配信限定シングルとして発売された。作詞作曲を塩塚モエカが手がけた本作は、フジテレビ系月9ドラマ『119エマージェンシーコール』の主題歌として書き下ろされた。
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制作背景
2024年12月20日、2025年1月13日から放送が開始されるフジテレビ系月9ドラマ『119エマージェンシーコール』の主題歌が、同作のために書き下ろした「声」に決定したことが発表される[1]。ドラマのプロデューサーである渡辺恒也は、ドラマが「声」をテーマとしていることから紡ぎ出される言葉と、その言葉を運ぶ声自体に力を感じられるアーティストに依頼したい
と考え、そこで真っ先に思い浮かんだ羊文学に依頼することにした[1]。
楽曲についてメンバーは羊文学としては珍しくアコースティックギターをメインに使ったアレンジに挑戦してみました。ロックなサウンドではあるんですが、ちょっと美しい空気間の曲が完成したと思います。歌詞は、逆らえない運命にもがきながらも、手を伸ばして前に進む人たちを応援できればという想いで書きました
とコメントを残した[2][3]。
プロモーション
2025年1月13日に同月20日に配信限定シングルとして発売することが発表され、Apple MusicやSpotifyで事前予約・事前追加を行うことで「ひつじちゃんオリジナルスマホ壁紙」がダウンロードできるキャンペーンが実施された[4][5]。シングルのジャケット写真は、パリの写真家であるBINSHIN SUによって撮影されたもの[5]。この発表と同日に放送されたJ-WAVE『GURU GURU!』で自身が担当するコーナー「GRUUVE BUNCH」でフルサイズでオンエアされた[5]。同月27日には映像ディレクターであるTai Nakazawaが監督を務めたミュージック・ビデオが公開された[6]。
音楽番組では2月21日に放送されたテレビ朝日系『ミュージックステーション 2時間スペシャル』で初披露となり[7]、3月24日に放送されたTBS系『CDTVライブ!ライブ!』でも披露された[8][9]。このほか、3月7日に放送されたFM802『YOUR RADIO 802』では塩塚によるスタジオライブで披露され[10]、4月にはアメリカのカルチャーメディア『FLOOD magazine』の公式YouTubeチャンネルで、ロサンゼルスのサンタモニカビーチで撮影された本作と「more than words」の塩塚による弾き語り動画が公開された[11]。
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評価
音楽ライターの森朋之は、従来の作品から一転してアコースティック・ギターを軸としたアレンジを取り入れていることについて触れ、自分たちの個性をきちんと見据えたうえで、さらに音楽の幅を広げようとする意志が感じられる楽曲と言えるだろう。動かしようがない運命にぶち当たりながらも、“声”に導かれながら未来に進もうとする姿を映し出す歌詞も素晴らしい
と評した[12]。
ライターの杉浦美恵は、音楽雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』(2025年4月号)で本作を消防局の通信指令センターを舞台としたドラマの、その主人公の葛藤や意志を表現する完璧な「ドラマの主題歌」として成立していながら、聴く者誰しもに自分自身に届けられた「声」に向き合うきっかけをもたらすような歌
と見なし、この楽曲によって呼び醒まされるような心地がした。特に《どんなに長い夜の先にも/必ず明日を繋ぐから信じてほしい》というラストの歌詞などは、自分にはまだ誰かを(あるいは自分自身を)救える力があるはずだと信じさせてくれる強さがある
と評した[13]。
クレジット
※出典[14](特記を除く)
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脚注
外部リンク
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