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夕田墳墓群
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夕田墳墓群(ゆうだふんぼぐん)は岐阜県加茂郡富加町夕田に点在する弥生時代末から古墳時代前期に当たる2世紀から3世紀頃の前方後円墳と墳丘墓からなる墳墓群で、このうち夕田茶臼山古墳と蓮野1号墳が2022年11月10日に日本国により史跡に指定された。
夕田茶臼山古墳
→詳細は「夕田茶臼山古墳」を参照
富加町夕田字南洞にある小山の山頂に3世紀中ごろに築造された東海地方最古級の前方後円墳で、石室は無く木棺直葬である。全長39.5m、後円部直径24.5mで前方部の末端に溝が設けられているのが特徴である。2015年(平成27年)3月6日に岐阜県の史跡に指定された。
蓮野1号墳
→詳細は「蓮野1号墳」を参照
富加町夕田字蓮野の丘陵上に作られた、弥生時代末期に当たる2世紀後半に築かれた夕田墳墓群で最も古い墳墓。規模は全長28m、後円部は直径15mありp93、前方部は南南西の方角を向いている。後代の前方後円墳と異なりくびれ部はない。出土遺物としては器台、昭和50年代まで民家が隣接していたため掘削を受けている。また、7世紀に後円部に横穴式石室が作られておりこちらは蓮野2号墳と呼ばれる。1号墳の墓壙は2号墳の石室を構築する際に損壊されたとみられる。
杉洞1号墳
富加町夕田178にある3世紀前半に築造されたとみられる全長27mの前方後円型の墳墓。前方部は南東方向に設けられている。地元ではひさご塚と呼ばれていた。周囲に栗畑があり、後円部が大きく抉れている。墓壙は発見されていない。
参考文献
- 島田, 崇正『夕田墳墓群総括報告書1(発掘調査編)』 第29号岐阜県加茂郡富加町滝田1511〈富加町文化財報告書〉、2019年3月19日(原著2019年3月19日)。doi:10.24484/sitereports.139641。 NCID BB28216062。
- 島田, 崇正、北川, 浩之『夕田墳墓群総括報告書2(分析編)』 第30号岐阜県加茂郡富加町滝田1511〈富加町文化財報告書〉、2021年3月19日(原著2021年3月19日)。doi:10.24484/sitereports.139644。 NCID BC07955994。
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