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大いなる眠り
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『大いなる眠り』(おおいなるねむり、The Big Sleep)は、アメリカの作家レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説。1939年刊。私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編シリーズの第1作目。
マーロウの視点からの一人称で描かれる。1935年に『ブラック・マスク』に発表された「キラー・イン・ザ・レイン」が一部取り込まれ、ストーリーは分かり辛く矛盾も多いとされるが、ハードボイルド小説史上の古典として高く評価されている。
あらすじ
フィリップ・マーロウは、スターンウッド将軍の娘が脅迫されている事件の依頼を受け、脅迫状の差出人の家を訪ねる。銃声を聞いてマーロウが部屋に飛び込むと、そこはヌード写真の撮影現場で、男の死体と裸身の将軍の娘を目にする。
日本語訳
- 「別冊宝石13号 世界探偵小説名作選4 R・チャンドラア P・ワイルド特集」1951年8月に『大いなる眠り』収録。
- 「別冊宝石43号 世界探偵小説全集10 チャンドラー篇」1954年12月に、『大いなる眠り』収録。[日本語訳 1]
- 本作品は、かつては東京創元社、現在は早川書房の日本語版翻訳権独占作品となっている。
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映画化
- 三つ数えろ(1946年/アメリカ映画)
- 監督ハワード・ホークス、主演ハンフリー・ボガートとローレン・バコールで、ワーナー・ブラザースにより映画化された。日本では『三つ数えろ』の邦題で公開されてヒットした。脚本には、ノーベル賞作家のウィリアム・フォークナーや、女流SF作家としても知られるリイ・ブラケットが携わっている。
- 大いなる眠り(1978年/イギリス・アメリカ映画)
- 舞台を現代イギリスに移して、マイケル・ウィナー監督・脚本、ロバート・ミッチャム主演でユナイテッド・アーティスツがリメイクしたもの。ミッチャムは1975年の『さらば愛しき女よ』につづくマーロウ役。
注釈
関連項目
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