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天上山 (東京都)

東京都神津島にある火山 ウィキペディアから

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天上山(てんじょうさん)は、東京都神津島村神津島にある火山である。

概要 天上山, 標高 ...

概要

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山頂付近の航空写真[注釈 1]

神津島のシンボル的な山であり、島内の最高峰でもある。

838年7月29日(承和5年7月5日)[3]に始まった噴火で、火砕流火砕サージを噴出後、火砕丘を形成し、最終的に溶岩ドームを形成したものである[4][2]。古記録(『続日本後紀』)によると関東・中部・近畿地方に降灰し、840年10月(承和7年9月)になっても噴出物はなお高温であったと考えられている[3]

山頂部は比較的に平坦で、ババ池、不動池、千代池(せんだいいけ)などの池が点在する。この平坦面の南西部には、それぞれ「表砂漠」「裏砂漠」と呼ばれる、砂の堆積した地域がある[注釈 2]

最高地点は571.8mの三角点であるが、他に、529m、524mなどのピークがある。また、東尾根上に503mの櫛ヶ峰がある。

山頂付近から西南西に向けて神津沢の谷がえぐられており、これによって西斜面は黒島(南)と白島(北)の2つに大きく分けられる。黒島と白島のそれぞれに登山道がある。神津沢は神津島の中心集落の北部、神津島港の南で太平洋に注ぐ。山頂部には東に2つの展望地があり、その内のひとつは、東京都によって「新東京百景」に選定されている。展望地からは、伊豆大島利島新島式根島三宅島御蔵島などが見渡せる。また、別の場所からは、伊豆半島も望むことができる。

花の百名山」および「新日本百名山」にも数えられており、ラン科高山植物等の多様な植生や小型生物の多様性を有している。絶滅危惧種固有種も含まれており、ナミエヤマガラ、ミクラミヤマクワガタ、「コウヅエビネ」、イワチドリなど特筆すべき種類も確認されている[5]

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脚注

外部リンク

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