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妙教寺 (京都市伏見区)

京都府京都市伏見区にある寺院 ウィキペディアから

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妙教寺(みょうきょうじ)は京都府京都市伏見区にある法華宗真門流である。

概要 妙教寺, 所在地 ...

歴史

大圓山妙教寺は、宝泉院日孝を開山とし、大阪の富豪であった法華又左衛門貞清が開創。寛永年間に、当時の淀城松平定綱が寺地を寄進し、寺域を整備した[1]鳥羽・伏見の戦いで被災し、境内に戦死した幕兵の碑がある[2]

建造物

  • 本堂 - 寄棟造り。天保11年(1840年)建立。
  • 妙見堂
  • 庫裏
  • 鐘楼

文化財

  • 妙教寺文書

説話等

小満・小女郎

かつて妙教寺には、住職により小満・小女郎と名付けられた夫婦狐が住んでいた[3]。 ある時小満・小女郎は勝手に寺の買物帳を持ち出して綿を買い、子狐に着せたり床に敷いたりしていたが、住職に気づかれ寺を追い出される事となった[3]

狐たちはまっすぐ鳥羽街道を京へ上ったが、食うものもなく子連れの難儀さに、とうとう千本御池あたりで小満は倒れてしまった[3]。 その地の貧乏な老夫婦に助けられた狐たちは、お礼にせんべいを作って売るように老夫婦に勧めたところ、美味しさから飛ぶように売れ、老夫婦は出世し金持ちとなった[3]。 この経緯が京に広まり、出世稲荷と名付けられた社が作られ、小満・小女郎は稲荷のお使いとして崇められるようになった[3]。 その後、夫婦狐は住職の夢枕に立ち、昔の罪を詫びるとともに、今後は寺の鎮守として寺を守ることを誓ったという[3]

妙見堂の前に、妙教寺鎮守小満小女郎の塚が築かれている[3]

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ギャラリー


アクセス

参考文献

  • 『京都大事典』、淡交社、1984、p.892
  • 松井日胤 編『妙教寺ものがたり』妙教寺、1979年。

脚注

関連項目

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