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小普請世話役

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小普請世話役(こぶしんせわやく)は、江戸幕府の役職の1つ。小普請入りした旗本御家人たちを統括する小普請組支配の配下で、小普請が納める小普請金の集金や連絡役をつとめた。小普請各組の中から選ばれた3名ほどがこの役に就いて組頭に属した[1]

享保19年(1734年)6月に設置され、役高50俵と3人扶持が給された。裃役の譜代准席で、御目見以下、布衣以下(『天保年間諸役大概順』[1])。伊賀者や御留守居同心がこの職に就いた。小まめに小普請組を廻るため、目につきやすく、のちに小人目付や徒目付などに推挙される者が多かった[2]寛政元年(1789年)に1組に5人となる[1]

小普請組の屋敷替えや、組中の世話や相談、宅見回り、幼年の者の心添、学芸・素行の取り締まり、諸願・諸届の申達、御用召の差添などを取り扱った(『明良帯録』[1][3])。

小普請の幕臣が隠居や家督相続をする際には、小普請組頭とともにその者の屋敷に赴き、手続きを行なった[4]

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脚注

参考文献

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