トップQs
タイムライン
チャット
視点

小畠廣志

東京都武蔵野市出身の彫刻家 ウィキペディアから

Remove ads

小畠 廣志(こばたけ ひろし、1935年8月2日 - 1996年11月8日)は、東京都武蔵野市出身の彫刻家東京芸術大学卒業後、二科会に出品するとともに個展、グループ展、野外展などで作品を発表した。

概要 こばたけ ひろし 小畠 廣志, 生誕 ...

初期の抽象的で有機的形態の石彫、白セメント、硬質石膏と鉄などによる作品から1963年を境に具象的な木彫作品を制作するようになる。1969年に開校した美学校に木彫刻工房を開く。1972年頃から吉祥寺のアトリエでイタリア蝋型美術鋳造を始め、木彫と共にブロンズ作品を多く発表する。美学校から独立したKOBATAKE彫刻工房で後進の指導を続けるとともに、工房内に大型の鋳造設備を備えスケールのある公共彫刻を各地に制作した。

Remove ads

経歴

Remove ads

主な作品

初期に『いきもの』などの白セメントによる作品。木彫の『蝗』のシリーズ(1967~1970年)。1974年イタリアで鋳造した『青炎』に始まるブロンズの作品群。木彫の2点対の大作『アダムとイブ』(1994年)などがある。

『ある教育』(相生森林美術館蔵)、『涼炎』(井原市立田中美術館蔵)、『青炎』(韓国国立現代美術館蔵)、『1982年のアップル』(群馬県立近代美術館蔵)、『自然への門』(北海道穂別町)、『原耕の像』(鹿児島県枕崎市)他、全国に公共彫刻、野外彫刻があり、主にブロンズ像だが石彫作品もある。北海道穂別町(現・むかわ町)に設置された『自然への門』は前述の木彫『アダムとイブ』を原型としてブロンズに鋳造したもの。

1974年、吉祥寺に東京近鉄百貨店が開店した際、自身の製作した『ユニコーン像』を寄贈、同店1階正面入口に設置された[4][5]

参考文献

  • 小畠広志『Hiroshi Kobatake』私家版、1974年。
    年譜、pp.22-25。今泉省彦「小畠広志」、pp.35-39。
  • アートグラフ編集部「立体の美 小畠廣志の彫刻」『アートグラフ』2月号、協和出版、1981年、pp.33-39。 
  • 相生森林美術館『小畠廣志 木彫展 図録』、2007年。
    年譜、pp.30-35。東浦博史「小畠廣志と木彫」、pp.28-29。

脚注

Loading content...
Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads