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尖端娘商売

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尖端娘商売
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尖端娘商売』(せんたんむすめしょうばい、英語: The Life of the Party)は、ロイ・デル・ルース英語版が監督し、ワーナー・ブラザースが「ザ・ヴァイタフォーン・コーポレーション」の名で製作・配給したアメリカ合衆国の長篇劇映画テクニカラーで撮影されたミュージカル・コメディである[1][2]。カラー版は現存していない[1]

概要 尖端娘商売, 監督 ...
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略歴・概要

本作は、脚本家時代のダリル・F・ザナックが「メルヴィル・クロスマン」名義でオリジナルシナリオを書き、アーサー・シーザーが台詞を書いた作品で、当初はテクニカラーで撮られたカラー映画であった[1]。製作・配給としてクレジットされている「ザ・ヴァイタフォーン・コーポレーション」とは、ワーナー・ブラザースのことであり、実際には、製作はファースト・ナショナル英語版、配給をワーナー・ブラザースが行った[1]

『尖端娘商売』という日本語題は、「パーティ生活」を意味する原題とは無関係に、主人公の女性たちの行動に対し、当時の日本流行語であった「尖端」の語で形容したものである。日本での配給・宣伝は、ワーナー・ファーストナショナル日本支社が行った[2]

現存する上映用プリントは、1950年代にテレビ放映用に作成された白黒フィルムのみで、オリジナルのカラー版の現存は確認されていない[1]

あらすじ

楽譜の売店で働いていたフロー(ウィニー・ライトナー)とドット(アイリーン・デルロイ)は、服屋のルメア氏(チャールズ・ジューデルズ)につきあいすぎるという理由から仕事を解雇される。フローとドットは金持ちを騙して儲けてやろうとたくらむ。そこへルメア氏が店のマネキンを依頼してきたものだから、彼の店の衣裳はすべて彼女たちの自由になったも同然だった。フローとドットは、店から衣裳を勝手に持ち出し、ハヴァナ行きの旅客船に乗り込む。

一文無しのはずのフローとドットは、一流ホテルの最上級の部屋を申し込む。ドットは評判の富豪A・J・スミス氏に急接近してまんまと親しくなるが、それは贋者で、A・Jことジェリー・スミス(ジャック・ホワイティング)という女たらしであった。一方、ジェリーはドットを富豪の娘だと信じ込む。さらにそのころフローは、ケンタッキーの競馬狂ジョイ大佐(チャールズ・バターワス)の所有する馬の騎手の代役を務める。しかしゴール間近で黒猫が横切り、よけたフローは負けてしまう。

ニューヨークから2人を追ってきたルメア氏は、ジェリーからドットが富豪の娘のふりをしていることを聞かされる。フローは、ドットが富豪の「A・J・スミス氏」と結婚すると言い、ルメア氏を部屋に閉じ込めた。フローとドットは、やっと本物の「A・J・スミス氏」(ジョン・デイヴィッドソン)を発見し、彼の目の前で気絶する。スミス氏は気絶したドットを介抱し、フローはジョイ大佐と良い関係を結ぶ。

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スタッフ

キャスト

クレジット順
  • ウィニー・ライトナー英語版 - 「フロー」役
  • アイリーン・デルロイイタリア語版 - 「ドットことドロシー・ストッツベリ」役
  • ジャック・ホワイティング英語版 - 「A・Jことジェリー・スミス」役
  • チャールズ・バターワス英語版 - 「ジョイ大佐」役
  • チャールズ・ジューデルズ英語版 - 「ルメア氏」役
  • アーサー・エドモンド・カリュー英語版 - 「贋伯爵」役(出演シーン削除)
  • ジョン・デイヴィッドソン英語版 - 「A・J・スミス氏」役
  • アーサー・ホイト - 「ジェリーの秘書」役
ノンクレジット・アルファベット順
  • キャリー・ドーメリー - 「上級ファッションショー監視官」役(ノンクレジット)
  • ウィリアム・アーヴィング英語版 - 「ザ・ユーフー・マン」役(ノンクレジット)
  • エディ・ケイン英語版 - 「フォスター氏」役(ノンクレジット)
  • トム・リケッツ英語版 - 「上級ファッションショー監視官」役(ノンクレジット)
  • ロルフ・セダン英語版 - 「『ポイズン・アイヴィ』を聴きたがる男」役(ノンクレジット)
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脚注

参考文献

外部リンク

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