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届木ウカ

日本のバーチャルYouTuber ウィキペディアから

届木ウカ
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届木 ウカ(とどき ウカ、Todoki Uka、6月13日[1] - )は、日本バーチャルYouTuber小説家歌手・3Dモデラー。多摩美術大学卒業[2]。元ENTUM所属(2018年4月9日[3]から2019年12月31日[4]まで所属)、2020年よりフリーで活動。デザイナーとしてはDMM.comVPoE室に所属[5]

概要 届木 ウカ, 人物 ...
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人物

芸術総合誌『ユリイカ』への寄稿「個人バーチャルYouTuberという『自身のイデア』」[6] で、届木ウカは自身について

〈私〉がまだ幼かった頃から外では〈私〉、内心での自己対語では〈僕〉と、核は同じだが出力拡張子の違う自我が〈自分〉の中で長い間双生児のように共存関係にあった。その二つをバーチャルYouTuberとして統合したものが〈届木ウカ〉である。

と述べている。創作スタイルは「うみねこのなく頃に」などで知られる竜騎士07の影響を強く受け、「実質の父」としている[7]。〈私〉のリデザインとしての精神世界でのアバターである〈僕〉をバーチャルYouTuber届木ウカとして昇華させたのはバーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんこと、ねこますの情熱に影響を受けたという[8]。2017年12月中旬にねこますの「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」が注目されたのを見て、2日でキャラクターを作ってデビューした[9]。アイドル的に自身を消費されることは不服とし、バーチャルタレント・バーチャルクリエイターとして目指すべきはデーモン閣下のように「中の人」とは無縁に「バーチャルと肉の共存できる場所」を作ることだとしている[10]

また、公式サイトの自己紹介[11]では

3DCG、映像デザイン、作詞、作曲、歌唱を自ら制作する「新時代のバーチャルアイドル」です。かつてバーチャルアイドルは、楽曲や衣装もステージも、大人が架空の少女像を設計して創るものでした。届木ウカは技術も設計も、全て一人で制作し羽化(うか)する「進化形アイドル」です。

としている。

SFマガジン2020年8月号に寄稿した「異常進化するバーチャルアイドル-VRとVTuberの新たな可能性-」[12]の中で

現在のアイドルが「生身の少年少女を企業と技術者が飾り付けることでコンテンツとして提供される」アイドル個体なら、届木ウカは「単一個体で発生し、ファンと共に無限成長する」アイドル個体であると考えます。
届木ウカとは「"私"という知識欲の怪物の、無尽蔵な成長を見届ける」新たなアイドルコンテンツ--通常のアイドルとは違う、新しい「オルタナアイドル」と呼べるかもしれません。

と記述している。

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来歴

2018年
  • 1月3日、活動を開始[13]
  • 4月9日、バーチャルYouTuber事務所・ENTUMの開設と同時に同事務所に所属[14]
  • 6月27日、芸術総合誌『ユリイカ』2018年7月号にエッセイを寄稿[15]
  • 7月5日、『バーチャルYouTuber名鑑2018』に掲載[16]
  • 9月22日 VR演劇「Virus」にて脚本・出演を担当[17]
  • 10月25日、「Virus」が朝日新聞に掲載[17]
  • 11月1日、「AIxSF project」の公式サポーターに就任[17]
2019年
  • 6月20日、百合SFアンソロジー『アステリズムに花束を』の発売を記念し、SF小説家を交えた座談会を配信[18]
  • 12月31日、所属事務所・ENTUMの活動終了に伴い、2020年よりフリーとなる[19]
2020年
  • 3月、シンガーソングライター「羽華」としての活動を開始[17]
  • 4月29日、VTuberをテーマとした合同文芸誌「仮想百景」の制作に参加[20]
  • 6月25日、SF専門雑誌『S-Fマガジン』2020年8月号にエッセイを寄稿[21]
  • 12月25日、『S-Fマガジン』2021年2月号にて処女作「貴女が私を人間にしてくれた」が掲載され、小説家デビュー[22]
  • 12月30日、総合カルチャーサイト「Real Sound」にて「バーチャルYouTuberの“新しい生”」を試みているVTuberの一人として取り上げられる[23]
2021年
  • 2月2日、美少女ゲーム風配信用ウィジェットアプリ『ADVLive』を発表[24]
  • 2月12日、映画祭「Beyond the Frame Festival」のトークイベント「“オープニングセッション”BTFF 観どころ&ラインナップ一挙紹介! ~無限の世界に飛び出そう」に出演[25]
  • 3月18日、多摩美術大学の卒業を発表[26]
  • 12月10日、結婚を発表[27]
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出演

テレビアニメ

テレビ番組

ゲーム

イベント・オンラインライブ

2018年
  • Mi:Live2018(10月27日[17]
  • ニコニコ超パーティ2018公式裏放送(11月3日[17]
2019年
  • 人工知能学会主催「AIxSF project」(6月5日[17]
  • REALITY主催「届木ウカ生誕祭2019」(6月13日[17]
  • VRソロイベント「剥製遊戯in cluster」(6月28日[17]
  • 幕張メッセライブイベント「FAVRIC」(9月29日[17]
2020年
  • 「届木ウカ」グラフアートグッズフェア開催(6月12日[17]
  • 国内最大級XRカンファレンス「XR Kaigi2020」(12月11日[17]、ナレーション)
2021年
  • 文化庁委託事業 VR映画祭「Beyond the Frame Festival2021」(2月12日[32]、公式ナビゲーター)

文筆

雑誌掲載

小説

評論など

  • 「個人バーチャルYouTuberという「自身のイデア」―自己の再出産と魂の交歓―」: ユリイカ 2018年7月号、青土社ISBN 978-4-7917-0351-7
  • 「異常進化するバーチャルアイドル―VRとVTuberの新たな可能性―」 : 『S-Fマガジン』 2020年8月号、早川書房。
  • 「はじめてのBLゲーム概論」、「BL×SF作品ガイド」 : 『S-Fマガジン』2022年4月号(早川書房)

解説執筆

ディスコグラフィ

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脚注

外部リンク

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